【執筆】柳原　直弥
ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

結婚相談所によって成婚率が50%～90%とかなり開きがある場合が多いです。

なぜ、このような事がおきるのか？
今回は結婚相談所の国の出した成婚率のデータを見ていきましょう。

経済産業省の調査によって結婚相談所の成婚率が発表されました。

男性：8.4%

女性：10.1%

調査結果である成婚率は業界全体の平均値となります。

え？国の調べでこの成婚率って事は、結婚相談所がだしてる成婚率50%～90%って嘘なの？

そう思ってしまう方がいるのも納得なのですが、なぜこの様な事がおきるかと言うと、どのような条件に当てはまった方を「成婚」と判断するのか、成婚の算出方法が各結婚相談所によって全く異なるので噓ではありません。

結婚相談所を使いたいなと思う方のために、全ての結婚相談所で成婚の定義と成婚率の算出方法を統一してくれれば良いと思っています。

 成婚率の算出方法

成婚率と聞くと、結婚相談所に入会して成婚退会して行った人数だと考えると思います。

「成婚退会者数」÷「入会者数」＝成婚数

例：成婚40名÷入会100名＝成婚率40%

経済産業省が出した成婚率は「成婚者数」÷「会員数」という式で計算されています。

結婚相談所によっては成婚率の算出方法を発表していないところも多いです。

 成婚の定義が違う

成婚退会と聞くと、どのタイミングなのか、人によって意見が分かれると思います。

各結婚相談所でも成婚のタイミングが違います。

各結婚相談所と言うより、加盟している連盟によって異なる場合が多いです。

ななほし結婚相談所が加盟しているTMS（全国結婚相談事業者連盟）の場合は、「成婚とは会員同士がお互いに結婚すると決めることです。」

さらにどの結婚相談所でも、ほぼ同じなのがルールを破り強制退会させられる時も成婚退会扱いになるところが多いです。

説明しといてなんですが、このルールを破り強制退会される会員様は極めて稀です。

 成婚率はあまり気にしないのが吉

結婚相談所を探していて、いちいちその相談所の成婚率の算出方法などを調べていても切りがありませんし、成婚率が高いから良い相談所だと決まっているワケでもありません。

成婚率が何%だろうが大事なのは、あなたが入会して結婚できるか出来ないかです。

成婚率をみるよりも、色々な相談所で無料カウセリングを受けて相談所の方針やカウンセラーの人柄をみることをオススメします。

10%と聞くと低いと感じる方が多いと思います。

同じ経済産業省の調べで、マッチングアプリなどの成婚率は約2%ほどです。

婚活の中で結婚を目標にするならば結婚相談所が一番だと分かります。

いくら婚活の中では高くても10%ってやっぱり低い…

ここからは、なぜ成婚率は10%程度なのかを見ていきましょう。

 ①条件でお相手を検索するから

結婚相談所では、男女共に理想が高くなってしまう傾向があります。

人柄なども分からず、プロフィールの写真と文面でお見合いまで行かなければいけないので、条件先行になるのは仕方がありません。

普通の恋愛とは違い、結婚後の不安から条件が上がっていき、なかなか上手くいかない方も多くいます。

 ②労力・時間・お金

週末はお見合いやデートで埋まり、時には振られてしまうこともあります。

他の婚活方法に比べ、お金がかかります。

1年間の活動で成婚退会した場合、各結婚相談所によって違いますが400,000円ほどかかってきます。

上記の理由から途中で退会してしまう方もいます。

よく言われているのが、結婚相談所での活動は1年間が1つの目安だと言われています。

上記で述べた通り、婚活において最も結婚しやすいのは結婚相談所です。

マッチングアプリなどでよく結婚したと聞くことはありますが、結婚相談所に比べれば結婚まで至ったのはごくわずかです。

ここからは結婚相談所のメリットを具体的に説明していきます。

 専任のカウンセラーが付く

結婚相談所において最も重要でありメリットでもあるのがカウンセラーです。

悩み相談だけではなく、お見合いのタイミングなどで事前にアドバイスをしっかりしてくれる頼れる存在です。

婚活は疲れや不安、時には振られてしまう事もあり１人ではモチベーションを保つのが困難です。

そんな時に相談できる相手がいることは励みになります。

同性なのか異性なのか、同年代なのか親世代なのか、厳しく言ってくれるタイプのカウンセラーがいいのかなど、自分に合ったカウンセラーを探す必要はでてきます。

 真剣に結婚したい人しかいない

他の婚活と違い、結婚相談所は「結婚したい！」と真剣に考えている人達の集まりです。

パーティーやアプリではヤリモクや勧誘など婚活以外での目的で活動している方も存在します。

結婚相談所では各種証明書の提出が必要で、マッチングアプリなどで心配される年収や婚歴を偽っている方は入会することはできません。

上記でも言いましたが、成婚率が何%だろうが大事なのは、あなたが入会して結婚できるか出来ないかです。

成婚率は高いにこしたことはありませんが、あまり気にせず選ぶのポイントです。

では成婚率以外でどこをみていけばいいのか、説明していきます。

 料金設定

どんなに良いなと思える結婚相談所でも、料金が予算オーバーでは入会をためらってしまいます。

予算としては1年間で30～60万の範囲がおおいです。

1年間の活動で30万と言っても内訳が変わってきます。

例：

入会料10万+月会費2万+成婚料0円＝34万円

入会料10万+月会費1万+成婚料10万＝32万円

入会料1万+月会費1万+成婚料20万＝33万円

さらにここに、サポート費やお見合い料金も加算される相談所もあるので、トータルでいくらお金がかかるのか確認するのが大事です。

 成婚料あるなしの違い

成婚料のない結婚相談所は、成婚退会後に実際に結婚までに至っていないケースが多いです。

結婚は当人同士だけでは決められない事も多いため、親御さんが絡んで破談になってしまうケースもあります。

プロポーズをして双方の両親に挨拶までをしてから成婚退会をするのが安心です。

そこまでを見届けるサポートがあるところはたいてい成婚料があり、退会時に成婚料があれば結婚への覚悟が決まる事にもつながり、成婚を把握している相談所も多くアフターケアも万全だったりします。

成婚料の無い相談所は入会金が高いことがあったり、1年限定と期限が設けられていたり成婚しなくても入会してくれればビジネスとして成り立つので放置されるケースもあります。

 無料カウセリング

無料カウセリングで結婚相談所の方針や専任のカウンセラーの確認などをすることが出来ます。

疑問や不安など丁寧に答えてくれるところを選びましょう。

 オンライン（出張型）相談所

事務所などを持っていないため経費があまりかからず、料金プランが安い所が多いです。

オンライン、お近くのカフェ等で面談するのが一般的です。

一人で婚活していると、なぜ上手くいかないか分からない、モチベーションが上がらない。

悩んで落ち込んで疲れていませんか？

相談所ではいつでも相談可能なカウンセラー（仲人）がいます。

一緒に悩み、解決方法を探し「幸せな結婚生活」をおくる手助けをさせて下さい。

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