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2025.08.05
まずは今回の最低賃金引き上げの内容と背景を、簡潔に整理しておきましょう。
2025年の最低賃金引き上げによって、
日本全国の最低賃金(時給)は平均で1,118円になります。
さらに、すべての都道府県で最低賃金が1,000円を突破。
これは、歴史的な水準です。
最低水準だった高知県や沖縄県でも、時給1,000円以上が確定し、
地域格差の是正という面でも注目を集めています。
なぜここまで思い切った引き上げが行われたのか?
その背景には主に以下の2点があります。
近年、食品・エネルギー・日用品などの価格が軒並み上昇しています。
にもかかわらず、賃金が追いつかないという声が多く、
生活者の不満と不安が高まっていました。
特にサービス業や介護業界、運送、飲食など、
「最低賃金レベルで働く人材」に依存している業界では、
深刻な人手不足が続いています。
賃金を上げることで、働く意欲を引き出し、労働力を確保するという狙いもあります。
今回の引き上げで特に恩恵を受けるのは、
パート・アルバイト・フリーターといった“非正規雇用層”です。
たとえば、以下のようなケースを見てみましょう。
昨年:時給1,072円 → 月収約171,500円
今年:時給1,135円(+63円) → 月収約181,600円
月収で約10,000円、年収では約12万円ほどの増収になります。
副業をしている人や、複数のアルバイトを掛け持ちしている人にとっては、
数字以上の意味を持つ昇給と言えるでしょう。
一方で、この最低賃金引き上げにはいくつかの懸念点もあります。
雇用主側の人件費負担が増える
結果として「シフト削減」や「雇い止め」が起こる可能性
表面的な時給アップに見えても、実労働時間が減ると収入は増えない
つまり、単純に「時給が上がった=みんなハッピー」というわけではなく、
“就労環境そのものの変化”に注意が必要です。
最低賃金が上がる――これは働く人にとって「収入アップ」のチャンスに見えます。
しかし、婚活という視点で見た場合、
年収にどの程度の影響があるのか?を冷静に把握することが必要です。
この章では、最低賃金が上がった場合の年収シミュレーションと、
婚活市場で求められる「年収ライン」との関係を考えていきます。
まず、もっとも基本的な試算を見てみましょう。
【旧】時給1,055円 × 8時間 × 20日 = 月収約168,800円 → 年収約202万円
【新】時給1,118円 × 8時間 × 20日 = 月収約178,880円 → 年収約214万円
👉 年収ベースで約12万円の増収
【旧】時給1,055円 × 5時間 × 12日 = 月収約63,300円 → 年収約76万円
【新】時給1,118円 × 5時間 × 12日 = 月収約67,080円 → 年収約80万円
👉 年収ベースで約4万円の増収
このように、就業時間が長いほど、最低賃金の上昇は収入に大きな影響を与えます。
ただしここで気をつけたいのが、婚活市場における「年収の目安」とのギャップです。
ななほし結婚相談所でも、特に女性の相談者からは、
「年収ってどれくらいあればお見合いが組めますか?」という質問を多くいただきます。
正直にお答えすると、以下のラインがよく「区切り」として意識されています。
年収 | 婚活市場での印象 |
---|---|
〜250万円 | 経済的に不安定(特に男性は厳しい) |
300〜400万円 | ボリュームゾーン(フリーター・正社員初期) |
400〜600万円 | 結婚対象として安心感がある |
600万円以上 | 人気層・競争率が高い |
つまり、最低賃金でフルタイム働いても、
年収ベースでは約200万円台前半にとどまるというのが現実です。
結論から言えば、最低賃金の引き上げだけでは婚活における年収的なメリットは限定的です。
理由はシンプルで、
結婚生活を見据えたとき、相手に求める“経済的安定”の基準は高い
特に男性に対しては、年収300万円未満だと申し込みが通りにくいのが現実
女性でも、世帯年収を意識して「安定性」を重視する傾向がある
そのため、「最低賃金が上がったから婚活でも有利になる」というのは、少し甘い考えかもしれません。
とはいえ、希望はあります。
最低賃金であっても、
毎日安定して働いている
残業や副業をして収入アップを目指している
貯金をコツコツしている
将来的な正社員登用を目指している
こうした“継続的な努力”が見える人は、婚活でも評価されやすいです。
年収200万円台であっても、
「しっかり自立している」「誠実に働いている」
という印象を持たせることができれば、十分チャンスはあるのです。
婚活において、「年収」はプロフィールの中でも非常に大きなウェイトを占めています。
とくに男性の場合、その重要度は想像以上に高く、たとえ人柄が良くても、年収によって“見てもらえない”ことすらあるのが現実です。
ここでは、最低賃金層が婚活市場でどのような立場に置かれているのか、
そしてなぜ年収がそれほどまでに重視されるのかを、正直にお伝えしていきます。
「お金目当てなのか?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、多くの女性は、お金そのものではなく、“安心感”や“将来像”を重視しているのです。
子どもを産んだあとの生活を現実的に考えている
自分が時短勤務・パートになる可能性を考慮
ローン、教育費、生活費など、結婚後の支出を具体的に想定している
つまり女性は、
「好き」や「相性」だけで結婚を決めることができない立場にあるとも言えるのです。
年収が250万円前後、またはそれ以下という場合、婚活では以下のようなハードルが生じます。
女性から見て「将来が不安」と判断されやすい
検索フィルターで“年収300万円以上”に設定され、そもそも見られていない
デートの頻度や場所に制限がかかりやすい
「この人と家庭を築けるのか?」と迷われてしまう
「どうせ自分なんか」と卑屈になってしまう
年収を聞かれることを恐れてしまう
特に結婚相談所では、年収が明示されていることが前提のため、
「年収を知られたくない」という考えで活動するのは、ほぼ不可能です。
もちろん、そんなことはありません。
ただし、「年収が低い=ハンデがある」という現実を受け止め、
“戦い方”を変える必要があるのです。
ななほし結婚相談所でも、年収300万円未満の男性が交際・成婚に至ったケースはあります。
彼らには以下のような共通点がありました。
→ 「年収は低いけど、安心感がある」という印象につながる
→ 「一緒に暮らしやすそう」と思わせる力
→ 自分の弱みを隠さず、「努力しよう」という姿勢が伝わる
→ 「転職を考えている」「資格を取得中」など、成長意欲があること
つまり、「ただ年収が低い人」と「年収が低くても誠実な人」では、
まったく違う評価を受けるのです。
年収が低いからこそ、「他の強み」を見せる必要がある
婚活では、「見せ方」「伝え方」「心の在り方」が差をつくる
最低賃金の引き上げだけでなく、“あなた自身の価値”を引き上げる努力が重要
婚活では「年収」だけでなく、「働き方」も強く意識されます。
とくに結婚相談所のような“プロフィールが見える婚活”では、正社員か非正規かという属性が、
無意識のうちに大きな影響を与えています。
ここでは、「正社員・パート・フリーター」といった雇用形態別に、
婚活でどう見られているのか、またそれぞれが取るべき戦略について、リアルに解説します。
男性:年収に比例して人気は高い
女性:正社員というだけで“真面目な人”という印象を持たれやすい
特に男性の場合、正社員かどうかがフィルターとして使われていることが非常に多いです。
これは、収入面だけでなく、「安定性」「継続力」「責任感」などを象徴する要素と見なされているからです。
ただし注意点もあります。
高年収・正社員でも、コミュニケーション能力が低いと即終了
「受け身」「理屈っぽい」などはマイナス印象に直結
📌 POINT:
正社員という“看板”がある人ほど、「中身」を磨くことを怠らないことが成功のカギです。
男性からの視点では、柔軟性や優しさの象徴としてプラスに働くことが多い
フルタイムでガツガツ働くより「家事をしてくれそう」と好意的に受け取られる傾向も
とくに30代後半以降の男性は、
「しっかり働いてる女性」よりも「癒しや家庭的な雰囲気」を求めることが増えるため、
パート勤務の女性はむしろ人気になることもあります。
ただし…
一人で生活していけるかどうかは、しっかり見られる
実家暮らし+パートだと、「結婚しても依存されそう」と思われる場合も
📌 POINT:
「働き方より生活の安定性と自立心」が問われる。
しっかりとした価値観や金銭感覚があることをアピールできると強い。
残念ながら、男女ともに「不安定」という印象が強く、第一印象で不利になりやすい
男性の場合、「生活力に不安」「結婚して養えるのか?」という疑念を持たれがち
特に結婚相談所のような「結婚前提」の場では、
フリーターというだけでフィルターを通過できない場合もあります。
「何歳までに正社員になる予定か」など、明確な将来ビジョンがないと厳しい
婚活女性の多くは「家庭を築ける人か」を重視するため、“今のまま”では響かない
しかし、フリーターでもチャンスが全くないわけではありません。
「今はフリーターだが、資格取得中」
「収入は少ないが、一人暮らしで自立している」
「節約や家事が得意で、堅実に生活している」
📌 POINT:
“今”の状態をどう見せるか、どう改善しようとしているかで、印象は大きく変わる。
雇用形態だけを見て「婚活の合否」が決まるわけではありません。
ですが、婚活においてはどうしてもプロフィール上で「判断材料が限られている」ため、
正社員かどうか=わかりやすい評価軸になりやすいのです。
その中で差をつけられるのは、以下のような要素です:
今の働き方に満足しているのか?
将来的にどう変わりたいと思っているのか?
結婚後の生活をどのように考えているのか?
こうした「ビジョン」を言語化できる人は、
たとえ今の収入や雇用形態が弱くても、婚活においてしっかり評価されます。
「年収が低いと、婚活では相手にされないんですよね……」
これは、ななほし結婚相談所にご相談に来られる方からよく聞く言葉です。
たしかに現実問題として、年収の低さが婚活で不利に働く局面は存在します。
ですが、それが「結婚できない理由そのもの」かというと、決してそうではありません。
この章では、収入が低い方が持つべき心構えと、実際に婚活の現場でどのように見られているのか、そして逆転できる戦略について、正直にお話ししていきます。
まずは、女性がどういう不安を抱えるかを知っておく必要があります。
子育て中の生活が成り立たないのでは?
働けなくなったときにどうするの?
生活がギリギリで心の余裕もなくなるのでは?
貯金ができない、将来設計が立てられないのでは?
つまり、「贅沢したい」ではなく、“安定した日常が送れるか”を見ているのです。
この視点を理解せず、「女性はお金目当て」と捉えてしまうと、婚活はうまくいきません。
実は、年収が低くても婚活がうまくいく人には共通点があります。
それはズバリ――
「低収入であることを正面から受け止め、改善しようとしている人」
です。
正直に今の収入や働き方を話す
でも「このままでいい」とは思っていないことを伝える
資格取得や転職など、具体的な努力をしている
家計管理がしっかりしていて堅実な生活を送っている
このような方は、「今の収入」ではなく「将来性」と「安心感」で選ばれます。
一方で、最も危険なのが、
「どうせ年収が低いから結婚なんてできない」
「選ばれないのは相手が高望みだから」
という“あきらめと責任転嫁”の姿勢です。
このような方は、LINEのやりとりや会話にも自信のなさが表れます。
そしてお相手には「この人、将来に希望が持てないな」と受け取られてしまいます。
📌 POINT:
婚活は「過去」より「これから」見られています。
今の状況を嘆くより、「これから何ができるか」を前向きに考えている人は、ちゃんと見抜かれます。
婚活では、「条件」だけで人を選んでいるわけではありません。
むしろ、年収以外の価値で印象が逆転することもあります。
礼儀正しく、対応が丁寧
家事が得意、料理や掃除を積極的にする
子ども好き、家族思いである
無理をしない堅実な生活スタイル
健康で前向き、ポジティブな人柄
こうした“人柄・生活力・将来性”がある方は、
「年収は控えめだけど、この人となら安心して暮らせそう」と評価されるのです。
現状を受け入れ、言い訳しない
→「低いけど、今後こうしていきたいです」と素直に伝える
年収以外の魅力を磨く
→清潔感、礼儀、家事スキル、話し方などは年収に関係なく努力できる
相手へのリスペクトを忘れない
→「選ばれるには理由がある」と冷静に見つめ直すことが大切
現時点でのスペックより、「これからどうなっていくか」
完璧な人より、「ちゃんと努力している人」
収入より、「一緒に穏やかに過ごせる人」
婚活で求められるのは、“理想”よりも“現実の安心”です。
その中で、“少しずつでも前に進もうとしている姿”に心を動かされる女性は、確実に存在します。
最低賃金の引き上げは、たしかに「収入面の底上げ」という意味では良いニュースです。
しかし、婚活の現場においては――
「収入が少し増えたから安心」ではなく、
「今の自分を、これからどう変えていくか」
が最大の焦点です。
これから婚活を始める、または再スタートする方に向けて、
どのような準備や心構えを持つべきかを、ここでまとめてお伝えします。
最低賃金の引き上げにより、フリーターやパート層でも
月1万〜2万円の増収が見込める人も多いです。
この変化を、次のどちらにするかで婚活結果は大きく分かれます。
❌「ちょっと余裕ができたから、使っちゃおう」
✅「これを貯金や自己投資に回して、自分を変えよう」
📌 POINT:
婚活では、“お金の使い方”でその人の価値観がはっきり見られます。
少ない収入でも貯金ができている人、
収入が少なくても生活を整えている人は、確実に好印象です。
ななほし結婚相談所でも実際に見てきたことですが、
「今は収入が低くても、将来をしっかり考えて行動している人」は、
お相手からの評価がとても高いです。
例えば…
「資格の勉強をしています」
「転職も視野に入れて、今の会社でスキルアップ中です」
「収入は少なめですが、生活は堅実で貯金もしています」
「将来的には副業や在宅でもできる仕事を準備中です」
こうした言葉は、“結婚後の安心感”に直結します。
逆に…
「別に収入は気にしないです」
「これからのことは、まあなんとかなるかなと」
「結婚すれば誰かが助けてくれるんじゃないかな」
こうした発言は、依存体質や危機感のなさを感じさせてしまいます。
年収や職業などの条件で不利な場合こそ、
自分の“人としての価値”を言葉にできることが大切です。
「収入は高くありませんが、家庭的で家事が得意です」
「いつも周囲に“穏やかで安心できる”と言われます」
「どんな仕事でも丁寧に取り組み、真面目さには自信があります」
婚活において、“人柄”や“価値観”を伝える力は、スペック以上に武器になります。
最低賃金が上がったことにより、
少しでも収入が変わったなら、結婚相談所や婚活アプリのプロフィールも更新しましょう。
「年収200万円→214万円」
「月収14万円→16万円」
たったこれだけの変化でも、“今の自分を更新し続けている人”としての信頼につながります。
また、収入アップの内容をメッセージや面談でさりげなく話すことも、前向きな印象を与えられるポイントです。
婚活は条件だけで決まるものではありません。
最終的には、
「この人となら、大変なことがあっても乗り越えていけそう」
「この人となら、笑い合える毎日が送れそう」
そう思ってもらえるかどうかにかかっています。
収入に自信がないなら、人柄・努力・誠実さで補いましょう。
生活が不安定なら、まずは安定に向けて一歩踏み出しましょう。
そうした“行動の積み重ね”が、いつか「この人と結婚したい」と思われる最大の理由になるのです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
最低賃金の引き上げという経済的ニュースをきっかけに、
婚活市場がどう動くのか?どのように見られるのか?
そして、自分自身はどのように変わっていくべきなのか?
お伝えしてきたことは、どれも婚活の本質に関わるテーマばかりです。
確かに婚活では、年収がフィルターの一つとして使われているのは事実です。
しかし、それを不公平だと嘆いていても、現実は変わりません。
結婚とは、「生活」です。
一緒に家計をつくり、将来を共にする相手を探すという現実的な側面がある以上、
年収が判断材料の一つになるのは、ある意味当然です。
けれど――
「年収だけで判断する女性」と「人柄を見てくれる女性」は、まったく別物です。
だからこそ、自分がどういう人を選びたいのか、
そして選ばれるためにどう成長していくのかが、問われているのです。
婚活で大事なことは、スペックの高さよりも、
「誠実に、自分の人生を整えようとしている人かどうか」です。
正社員でも、将来のビジョンが曖昧で不誠実な人は選ばれません。
フリーターでも、真面目に働き、将来を考えている人は好印象です。
これが、現場で何度も見てきた“リアルな結果”です。
あなたの肩書きよりも、
「この人となら、支え合って生きていけそう」
そう思わせられるかどうかが、婚活の勝負を決めます。
今回の最低賃金引き上げのような、社会的な変化があるときこそ――
自分の働き方
生活スタイル
将来設計
人との向き合い方
を、もう一度見つめ直す絶好のチャンスです。
年収がすべてではない。
けれど、年収を含めた「生活の安定性」をつくる努力は、
結婚を目指すうえで必ず必要になります。
ななほし結婚相談所では、年収や職業などの条件だけで判断せず、
その方の“人間力”や“これからどうなっていきたいか”という姿勢を重視しています。
だからこそ、「今の自分に自信がない」という方こそ、一度ご相談ください。
一緒に、あなたの魅力を見つけ出し、伝える方法を考えていきましょう。
ななほし結婚相談所では
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