全国結婚相談事業者連盟正規加盟店

登録会員数:84,000名以上

連盟データ:2025年6月時点

TEL.090-2093-9415

8:00~22:00 (不定休)

お問い合わせ

資料請求
(無料)

カウンセリング予約
(無料)

ブログ

2025.08.06

婚活バラエティに違和感を持つ人が急増中?現場から見える本当の問題点とは

婚活バラエティに違和感を持つ人が急増中?現場から見える本当の問題点とは
【執筆】ななほし結婚相談所 代表カウンセラー 柳原直弥

婚活バラエティが笑いものにする“独身者”のリアル
最近、テレビや動画配信サービスで「婚活」をテーマにした番組が増えています。
見た目やスペックに対してあれこれコメントする内容や、失敗談を笑いに変える展開も少なくありません。
そうした番組を観て、笑う人がいる一方で、「不快だった」「なんか引っかかる」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。

ななほし結婚相談所では、2023年の開業以来、「婚活がうまくいかない」「人に相談しにくい」といった思いを抱える方々と、日々向き合ってきました。
いわゆる“婚活弱者”と呼ばれる立場の方が多く、恋愛経験が乏しい、人間関係に自信がない、見た目にコンプレックスがある…
そんな方々が、勇気を出して一歩を踏み出し、婚活に取り組む姿を見てきました。

だからこそ、婚活を「面白おかしくいじる」風潮に対して、強い違和感を覚えています。
本記事では、婚活バラエティ番組の増加が、どのような影響を与えているのか。
そして、ななほし結婚相談所に寄せられる“リアルな声”とともに、婚活の本質をお伝えしたいと思います。

第1章:婚活バラエティに感じる“ズレ”と現実の乖離

私がまず気になるのは、番組の作りそのものにある「現実との乖離」です。

多くの婚活バラエティでは、出演者の服装やメイク、会話のテンポ、雰囲気に“バラエティ的な演出”が多く見られます。
カップル成立がスムーズすぎたり、極端にモテる人・モテない人が描かれたり、時には「え?それって失礼じゃない?」と思うような言動がスルーされたり…。

現場で実際に相談を受けている立場から見ると、
「これは婚活ではなく、“キャラショー”として作られた演出にすぎない」と感じます。

婚活において、見た目や年収など“外的要素”は確かに重要な判断材料になります。
でも、現場での成婚は、そこだけでは決まりません。

✔ コミュニケーションの取り方
✔ 相手への気遣い
✔ 自分の過去との向き合い方
✔ 結婚後の生活への価値観

こうした要素が、何度も何度も話し合われ、磨かれた結果、成婚につながります。

テレビの中の婚活が“サクッと成立”していくのを見ると、
実際の婚活現場で悩み苦しんでいる人ほど、「自分は劣っているのでは」と不安になります。

第2章:視聴者は笑ってるけど、実際は傷ついている人が多い

婚活に本気で取り組んでいる方の多くが、共通して抱える感情があります。

それは「恥ずかしさ」と「自己否定」です。

✔「いい年して婚活しているなんて情けない」
✔「恋愛経験もないのに結婚できるはずがない」
✔「周りの友達はみんな結婚しているのに、自分だけが…」

こうした気持ちを抱えて、それでも一歩踏み出そうとする人がたくさんいます。
実際、ななほし結婚相談所に初めて面談に来られる方の多くは、開口一番こう言います。

「こんな私でも婚活して大丈夫でしょうか…」

それほど、婚活には“見えない壁”があるのです。
そして、テレビで笑われている“婚活弱者っぽいキャラ”が、自分に重なって見えてしまい、
傷ついて、さらに自信をなくしてしまう方もいます。

とある女性は、ある婚活番組を観て、私にこんな相談をされました。

「あの番組で、ぽっちゃり体型の女性が“本気で婚活してるのに見た目で笑われる”みたいな編集されてて…自分も太っているから、どうせ笑われるって思ってしまいました」

この女性は、そのあと半年ほど婚活から遠ざかってしまいました。

第3章:本気で婚活している人が抱える“恥と偏見”の現実

婚活の現場では、いつも「本気で結婚したい」と悩み、向き合っている人たちがいます。
しかしテレビ番組では、そうした現実の“泥臭さ”や“苦しさ”はあまり描かれません。

例えば、ななほし結婚相談所に入会された40代の男性。
見た目に強いコンプレックスがあり、学生時代から恋愛経験がほとんどなかった方でした。

最初に面談したとき、彼が口にした言葉が今でも忘れられません。

「婚活って、結局見た目や年収なんでしょう?自分みたいなのは、笑われるだけですよね…?」

実際、彼は過去に周囲からからかわれた経験があり、テレビ番組で「婚活=笑い者」になる流れを観て、
“自分がそこに該当する側の人間”として深く傷ついていたのです。

それでも私は、「誰にも言えなかったことを、ここで話してくれた勇気」が、
彼の婚活の第一歩だと伝えました。

数か月後、彼は同じように“恋愛に自信のなかった”女性と出会い、交際を始めています。
時間はかかりましたが、「ちゃんと自分を認めてくれる人と出会えた」と、嬉しそうに話してくれました。

このように、テレビでは取り上げられない、“静かで本気な婚活”が現実にはたくさんあります。
でも、バラエティ化した婚活番組は、それらをなかったことにしてしまう。

表面だけを見せ、笑いやショック要素だけで構成されることで、
本当の婚活に向き合っている人たちは、ますます“恥”の感情を抱え、声を上げにくくなるのです。

第4章:婚活相談所に来る人がテレビを見て思うこと

テレビで放送される「婚活系番組」について、
ななほし結婚相談所の面談やLINE相談で、よく以下のような声をいただきます。

  • 「婚活がテレビのネタにされるのが辛い」

  • 「自分が見世物にされているみたい」

  • 「あんな風に扱われるのなら婚活をしたくなくなる」

  • 「本気で頑張ってる人が報われていないように見えてショック」

特に多いのが、「外見」「年齢」「職業」「学歴」などをネタにされていることへの嫌悪感です。

たとえば、番組で「〇〇大学卒のエリート男性」と紹介された人物が、
年収や職業だけで持ち上げられ、実際の性格や価値観にはほとんど触れられない構成になっていたり、
反対に「年収300万円台のフリーター男性」が、女性陣から鼻で笑われるような演出をされたり――。

実際の婚活では、年収や学歴がすべてではありません。

✔ 誠実な人柄
✔ 清潔感ある身だしなみ
✔ 相手を思いやれる言葉づかい
✔ 将来の生活を一緒に考えられる姿勢

こうした“中身”を大切にする方は、相談所では必ず一定数います。
むしろ、そこを丁寧に見る方のほうが、成婚に至る可能性が高いのです。

でも、テレビだけを見た人には「年収がすべて」「外見が大事」といった、極端なイメージが残ってしまいます。
そのため、自分自身が「条件的に弱い」と思っている方は、「もう自分には無理だ」と諦めてしまうのです。

これは、婚活において非常に深刻な問題です。

第5章:テレビに出る人と実際に結婚できる人の違い

婚活バラエティに出演する人たちの中には、タレントやインフルエンサーも多くいます。
彼らは「婚活している姿を見せる」こと自体が、ブランディングや話題性につながる立場の人です。

あるいは、「一般人」として出演していても、ある程度のキャラ設定や演出が入っているケースも多いでしょう。
実際にテレビ局側から「こういうキャラでやってください」「こういうコメントをお願いします」といった指示があるのも、業界ではよく知られています。

でも、本当に婚活している人の多くは、“人前で自分の恋愛観をさらす”ことすら抵抗があるのです。

たとえば、実際にななほし結婚相談所で婚活している30代の女性。
彼女は一度テレビ番組の取材依頼を受けたそうですが、こう言って断ったそうです。

「私にとって婚活は、人生の転機。テレビの“ネタ”にはされたくない」

それが、多くの“真剣に結婚を考えている人”の共通の想いです。

つまり、テレビに出る人と、実際に結婚できる人は、価値観や行動がまったく違うのです。

第6章:婚活弱者を笑う風潮がもたらす本当の問題

テレビ番組が婚活を“エンタメ化”する中で、特に私が危惧しているのは、
「婚活に苦しんでいる人たちが、さらに孤立していく構造」です。

婚活がうまくいかない人には、いわゆる「婚活弱者」と呼ばれる特性がある場合があります。
たとえば――

  • 恋愛経験がほぼない

  • 自分に自信がない

  • 見た目にコンプレックスがある

  • 異性とのコミュニケーションに強い苦手意識がある

  • 年収や職業でコンプレックスを感じている

ななほし結婚相談所にも、こうした悩みを抱えて来られる方は少なくありません。
でも、その中で「結婚したい」という強い気持ちを持ち、努力を積み重ねている方がたくさんいます。

ところが、テレビではそれが「ネタ」として使われます。
お見合いで断られたシーンを編集で誇張し、リアクションを煽り、
まるで“哀れな人”を観察するような目線で扱われてしまう。

その結果、どうなるか。

● 「婚活=恥ずかしいこと」「見世物にされるもの」という認識が広がる
● まだ婚活を始めていない人が、一歩を踏み出すことをためらう
● 現在婚活中の人が、自分をさらけ出すことに恐怖を感じる
● 他人の婚活を“笑って消費する”文化が当たり前になる

これでは、誰も得をしません。

そして何より、「努力している人が報われない空気」が、広がってしまうのです。

第7章:ななほし結婚相談所に寄せられたリアルな声と葛藤

実際に、ななほし結婚相談所には、
婚活バラエティを見たことで気持ちが揺らいだ…という方からの相談が寄せられています。

ある30代後半の男性は、こう話してくれました。

「あの番組で、女性に全然相手にされない男性を“いじる”みたいな流れがあって…
自分も過去にそんな経験があったから、思い出して辛くなってしまった。
それ以来、女性と話すことに対してまた怖くなってしまったんです」

また、別の40代女性は、泣きながらこう言いました。

「見た目や年齢で切られるのは仕方ないと思ってたけど…
番組で“○歳以上はちょっと…”と笑っているのを見て、心が折れました。
誰にも笑われずに、ちゃんと向き合ってくれる場所がほしいんです」

私は、このような声を受け止めるたびに、
「婚活は笑われるものではなく、支え合うもの」であるべきだと、強く実感します。

最終章:婚活は人生の本質。笑われるものではない。

婚活とは、
「自分の人生を誰と歩んでいくか」を考える、かけがえのない営みです。
そこには笑いではなく、真剣な想いと、深い葛藤、そして希望が詰まっています。

笑い者にされるようなものではないし、
“番組的な演出”で脚色されるような軽さでもないのです。

ななほし結婚相談所は、2023年の開業以来、
表には出ないけれど本気で悩み、迷い、努力する方と向き合ってきました。

テレビでは流れない、“本当の婚活のストーリー”がここにはあります。
ひとりで抱え込んでいる方にこそ、ぜひ知ってほしいことがあります。

婚活は、誰かに見せるためのものではなく、
「自分と、未来のパートナーのためのもの」です。

不安も、失敗も、全部含めて、“あなたの人生”です。
どうか、笑われることを恐れず、前に進んでください。

そしてその歩みに、私でよければ、いつでも力になります。

ななほし結婚相談所へのお問い合わせ

ななほし結婚相談所では
随時お問い合わせを受け付けております。

まずは資料でご検討されたい方へ無料で
お送りするパンフレット。
直接ご相談されたい方へ無料の相談会も開催しております。興味のある方はお気軽にお申込みください!

詳しい資料を見て判断したい方はこちら

資料請求(無料)

直接、ご相談されたい方はこちら

カウンセリング予約(無料)

お電話でのお問い合わせ

8:00~22:00 (不定休)

  • 全国結婚相談事業者連盟

    ななほし結婚相談所は全国結婚相談事業者連盟加盟(TMS)の優良相談所です。