【執筆】ななほし結婚相談所 代表カウンセラー 柳原 直弥

はじめに：「もう無理だ」と感じているあなたへ
こんにちは。ななほし結婚相談所の柳原です。

婚活をしていて、ある日ふと、こんな気持ちになることはありませんか？

「もう疲れた…」

「頑張っても報われない…」

「なんでこんなに苦しい思いをしなきゃいけないの？」

頭では「まだ諦めたくない」と思っていても、
心が「もう無理」と叫んでいる。

実はこれ、私自身も何度も経験しました。

私も、婚活中に心が折れそうになった夜がたくさんありました。
LINEの返信が億劫で、誰にも会いたくなくて、
「一人でもういいかな」って本気で思った日もありました。

だからこそ今、あのときの自分と、そして同じように感じているあなたに、伝えたい言葉があります。

無理って思ったって、いいんです。
その気持ちごと、受け止めてくれる場所が、ここにあります。

では、私たちはどんなときに「もう無理…」と感じるのでしょうか。
ここでは、相談に来てくれる方や、私自身の経験から見えてきた“心が限界に達する5つのパターン”をご紹介します。

① 何度も断られて、自己肯定感が下がったとき

お見合いで断られる。
LINEのやりとりが途中で終わる。
交際が続かない。

そういう経験が重なると、
「私って、魅力がないのかな…」と、どんどん自分に自信がなくなっていきます。

気がつけば、

「どうせまた断られるだけでしょ」
「何をやっても同じだよ…」

そんな“諦めの感情”に包まれてしまうんです。

② 会えば会うほど「違う」と感じて疲れるとき

• プロフィール上では理想だったのに、会うと違和感

• 会話がかみ合わない

• 一緒にいても“心が通じてる感じ”がしない

そういう「会っても実らない経験」が重なると、
“次の出会い”に希望を持つのが怖くなってしまいます。

③ 周りと比べて、焦りと孤独を感じたとき

• 友人が次々と結婚していく

• SNSには幸せそうなカップルばかり

• 親や職場からの「まだ結婚しないの？」というプレッシャー

この孤独感と焦りは、時に婚活そのものよりも重くのしかかります。

④ 自分の「理想像」と現実がかけ離れていると気づいたとき

• 思い描いていた結婚相手像とかけ離れた人ばかり

• 自分の条件が、今の市場では“通用しない”ことを突きつけられる

• 「このまま妥協しても、幸せになれるの？」と葛藤する

この「理想と現実のギャップ」は、想像以上に心にダメージを与えます。

⑤ 誰にも気持ちを分かってもらえないと感じたとき

婚活について相談しても、

• 「まだ若いから大丈夫」

• 「もっと積極的にいかなきゃ」

• 「贅沢言ってるだけじゃない？」

こんなふうに“頑張り方”ばかり押しつけられると、ますます孤独になります。

「婚活が無理」と感じるのは、弱さじゃない。
むしろ、心がちゃんと“限界信号”を出してくれている証です。

ここで一つ、お伝えしたい大切な考え方があります。

それは…

「無理」という気持ちは、あなたが“間違っている”サインではなく、“自分を守る”サインだということ。

感情はあなたを壊さないための防御反応

婚活がうまくいかないと、私たちはつい、こう思いがちです。

• 「もっと頑張らなきゃ」

• 「諦めちゃダメ」

• 「気合いで乗り越えるしかない」

でも、感情にはちゃんと役割があります。
“無理だ”と感じるときは、それ以上進んだら壊れてしまうと、心が教えてくれているのです。

無理＝「休んでもいい」のサイン

婚活は、長期戦です。
ずっと頑張り続けることは不可能です。

だからこそ、

「今、ちょっと休もう」
「気持ちが落ち着いたら、また始めよう」

と、自分を“守る決断”をしてあげることが何より大切です。

第3章：「無理」と感じた時、やってはいけない3つのこと

婚活で心が限界を迎えたとき、よく見られる“逆効果の行動”があります。
ここでは、その3つをご紹介します。

① 「無理して進み続ける」

• お見合いをとにかく詰め込む

• 交際を断る勇気がなくて引き延ばす

• 自分の感情を無視してスケジュール通りに動こうとする

これは、エネルギーの“貯金”を無理やり使って動いている状態です。
あとから大きな反動が来て、さらに立ち直るのが難しくなります。

② 全てをシャットダウンしてしまう

• アプリや相談所をいきなり退会

• カウンセラーや友人の連絡を一切無視

• 婚活のことを考えるのもイヤになる

完全に“断ち切る”という方法は、一見スッキリしそうに見えますが、
気持ちを整理しないまま遮断すると、次の一歩を踏み出すのが怖くなってしまいます。

③ 「婚活は無理＝自分は価値がない」と決めつける

婚活の結果を“自己価値”と結びつけてしまうと、
傷つきやすく、回復が遅くなります。

でも、婚活がうまくいかないのは、
やり方・場所・ペースが合っていないだけということも多いんです。

第4章：ななほしが提案する「休める婚活」「感情が戻る婚活」

ななほし結婚相談所では、
「無理をしない」「感情を尊重する」婚活支援を、何より大切にしています。

💡 無理なときは“立ち止まっていい”という考え方

私たちは、「やめないで」とは言いません。

「休みたいです」と言われたら、

「いいですね。少し、心の整理をしましょうか」

と、止まる勇気を肯定します。

💡 「何もしない日」も、“婚活”の一部

たとえば、

• お見合いも交際も入れない

• LINEすら開かない

• ただぼーっと、自分の感情と向き合う

そんな“何もしない婚活”が、結果的に一番回復力が高かった、という方も多いです。

💡 「話すだけ」「相談だけ」で感情の整理を

ななほしでは、「デート報告」や「交際相談」だけでなく、

• 「最近気持ちが動かないんです…」

• 「誰に会っても響かない…」

そんな“感情の行き止まり”を、まずは“話す”ことで解いていきます。

💡 結婚よりも、「心が安らぐこと」を最初のゴールに

婚活を始めたばかりの方にも、
活動が長引いている方にも、私はこう尋ねます。

「あなたが今、一番欲しいものは何ですか？」

• 安心できる誰かとの対話？

• 認めてくれる人の存在？

• “頑張らなくていい時間”？

それが見つかれば、もう婚活の成功は始まっているのかもしれません。

こんにちは。ななほし結婚相談所の柳原です。
この記事をここまで読んでくださっているということは、
あなたも今、心がとても疲れているのかもしれません。

だから、今回は少し、私自身のことを話してもいいでしょうか？

4年続けた婚活の途中で、心が壊れそうになった夜がありました

私は離婚後、4年間の婚活をしました。
最初は前向きで、「次こそ幸せな結婚をしよう」と気合いも入っていました。

でも、時間が経つにつれて、
頑張れば頑張るほど、うまくいかなくなる感覚に襲われるようになったんです。

• LINEが既読スルーになると、自分を責めて

• お見合いで断られるたび、「もう誰にも必要とされてないのかも」と思い

• デート中に無理して笑って、帰り道で涙が出る

そしてある日、本当に心が限界を迎えました。

真っ暗な部屋の中で、「もうやめよう」と呟いた夜

その日は、仮交際中の方に急に交際終了を告げられた日でした。

相手には悪気もなく、
「価値観が違うと感じたので」と、丁寧に伝えてくださったのですが──

そのときの私はもう、自分を保てませんでした。

家に帰って、電気もつけず、
ただ布団にくるまって、頭の中でぐるぐると自分を責め続けていたんです。

「こんな自分、誰にも選ばれない」
「やっぱり再婚なんて無理だったんだ」
「もう、婚活なんてしたくない」

そして、ひとりごとのように小さな声で言ったのが、

「もう…無理だな」

という言葉でした。

でも、そこでやめなかった理由は「誰かが聞いてくれた」から

翌日、私は当時お世話になっていた相談所の担当カウンセラーにLINEをしました。

「もう少し休ませてください。
今、自分を保つのが精一杯で…」

そのとき返ってきたメッセージは、今でも覚えています。

「もちろん。休んでくださいね。
柳原さんの気持ちが戻ってくるまで、私はここで待っていますから」

この一言に、涙が止まりませんでした。

無理を手放すと、婚活はやさしくなる

あの時、私は「やめなくてもいい、でも休んでいい」と言ってもらえたことで、
自分の中の“無理を乗り越えなきゃ”というプレッシャーから解放されました。

そして数ヶ月後、気持ちが整ってきた頃、
今の妻と出会いました。

「あの夜の自分」と、今のあなたは、きっと近い

だからこそ、あなたが今、
「婚活なんてもう無理」と思っているなら、私はこう言いたいです。

その気持ちのままで、いいんです。
しばらく立ち止まって、心が動き出すのを、待ってもいいんです。

婚活は“続けること”がすごいんじゃない。
“戻ってこれる場所”があることが、何より大事なんです。

Q1. 「婚活が無理」って思ってしまったら、もう戻れませんか？

A. 大丈夫です。何度でも戻ってきていいんです。

婚活は、続けるものではなく、“戻ってこられるもの”です。
一度止まったからといって失敗ではありません。
あなたのペースが一番大切です。

Q2. 本当に誰かに会いたくないんですが、それでも婚活ってできますか？

A. もちろんです。まずは“話すだけ”からでも十分です。

ななほしでは、会員様の状態に合わせて、
面談・LINE・雑談だけでも“婚活”と捉えています。
何もしない時間も、必要なプロセスです。

Q3. 婚活に疲れすぎて、自分の気持ちがわからなくなってしまいました…

A. その状態こそ、まず“気持ちを整理する場所”が必要なときです。

考えられない・動けないときは、
“無理に頑張らない相談”ができる環境を選んでください。
私たちは、そんな時期こそしっかり寄り添います。

まとめ｜「無理」は、終わりではなく“心が教えてくれる休憩地点”

婚活が無理だと感じたとき、
あなたは、心が「ちょっと止まって」と教えてくれているのだと思います。

• 誰にも頼らなくてもいい

• 頑張らなくてもいい

• 完璧でなくてもいい

大事なのは、
あなたの心を見つめ直して、また動ける日が来たときに「戻れる場所」があること。

ななほし結婚相談所は、そんな“戻れる場所”でありたいと願っています。

無理なときは休んでください。
そしてまた、話したくなったときに来てくれたら嬉しいです。

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