【執筆】柳原　直弥
ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

「子供は欲しくない。でも結婚はしたい」
そう思って婚活を始めると、周囲からの“当然子供を望むはず”という無言のプレッシャーに、戸惑った経験はありませんか？

実は近年、「2人で気楽に、穏やかに生きていきたい」と考える女性の婚活が、静かに増えてきています。
子育てではなく、“ふたりの時間”や“心のゆとり”を大切にしたいという価値観も、結婚の形のひとつ。

この記事では、子供を望まない女性が婚活を進める際のポイントや、同じ価値観の男性と出会うための具体的なコツ、そして「お金・生活・将来設計」などリアルな視点での考え方を紹介します。

結婚＝出産という固定観念はもう時代遅れ

かつては「結婚したら子どもを産んで育てるのが当たり前」とされていました。
しかし今、女性の生き方は本当に多様です。

キャリアを重視したい人、体質的に妊娠が難しい人、子どもよりも夫婦の時間を大切にしたい人――理由はさまざまですが、「結婚しても子どもを望まない」という価値観を持つ女性が、確実に増えてきています。

それは決してわがままでも、自己中心的でもありません。
むしろ、自分の人生を真剣に考えたうえでの“しっかりとした選択”なのです。

婚活の現場でも、少し前までは「子どもは欲しくない」というだけで不利になってしまう風潮がありました。
でも今は、同じように“子どもを持たない結婚”を望む男性も増えています。
結婚のゴールは、家庭や育児だけではありません。

「2人で暮らす幸せ」も、立派な結婚の形

パートナーとふたりで穏やかに暮らす。
旅行を楽しんだり、趣味を共有したり、週末に一緒にのんびり過ごしたり――
そんな“夫婦だけの時間”に幸せを感じる人もたくさんいます。

子どもがいないからこそ築ける絆、過ごせる時間、選べるライフスタイルがあります。

結婚は「誰かのため」ではなく、「あなたがどう生きたいか」の延長線上にあるもの。
だからこそ、“ふたりで生きることを楽しみたい”という想いを、大切にして良いのです。

周囲の声より、自分の人生を大切に

「親に言いにくい」「友達から変に思われたくない」
そんな声もよく耳にします。

でも、結婚後の人生を生きていくのは、他の誰でもない“あなた自身”です。
周囲にどう思われるかより、自分がどんな人生を送りたいかを、何より優先してほしいと思います。

「子どもを望まない」という気持ちに、後ろめたさを感じる必要はありません。

👩‍❤️‍👨「2人で気楽に」派の婚活のメリットとは？

育児費用がかからない＝将来設計にゆとり

子育てには、教育費や習い事、住居の広さなど、想像以上の出費が発生します。
子どもがいない夫婦は、こうした出費を必要としない分、“ふたりの将来”に集中して投資することができます。

例えば、

• 自分たちの老後資金を早いうちから貯める

• 無理のないペースで住宅購入を考える

• 不測の事態への備えをしっかり整える

など、将来の不安を減らせるというメリットがあります。
経済的にゆとりがあるからこそ、無理のない幸せな暮らし方が選べるのです。

パートナーとの時間や旅行を楽しめる

育児があるとどうしても生活は子ども中心になりますが、2人暮らしならスケジュールの自由度はぐんと高まります。

• 思い立ったら週末旅行に出かけられる

• 食事の時間やメニューも自由自在

• 趣味やレジャーに一緒に取り組める

“夫婦で一緒に過ごす時間を楽しむ”という、シンプルだけどかけがえのない幸せを味わえるのは、2人暮らしならではの魅力です。

趣味やキャリアにもエネルギーを注げる

「子どもがいないからこそ、自分の人生にも余裕ができた」
そう話す女性は少なくありません。

たとえば…

• フルタイムの仕事を続けながら、資格取得にも挑戦

• 趣味の教室やボランティア活動に積極的に参加

• 健康や美容に気を配り、心も身体もリフレッシュ

時間も体力もお金も、自分のためにバランス良く使えることが大きなメリットです。
“自分らしく輝く人生”を送りたいと願う女性にとって、「子どもを持たない選択」は、むしろ前向きな選択肢になり得ます。

このように、「子どもを望まない」という結婚観も、立派で自然なもの。
それを否定する理由は、どこにもありません。

「子どもを持たない選択をしたい」と考える女性が増えているように、男性側にも“子どもなし婚”を前提とする方が一定数います。
では、具体的にどんなタイプの男性がその価値観を持っているのでしょうか？
ななほし結婚相談所でも実際の事例から、以下のようなタイプの男性が多いと感じています。

バツイチ・子育て卒業済みの男性

過去に結婚・出産を経験し、子どもがすでに成人している男性は、「もう子育ては十分にやり切った」と感じていることが多いです。

• 自分の第二の人生を落ち着いて過ごしたい

• 再婚相手とは穏やかなパートナーシップを築きたい

そんな想いを持っているため、「子どもを持たない結婚」に共感を示すことが多く、話もスムーズに進みやすい傾向があります。

仕事や趣味を大切にしている独身男性

一方で、初婚の男性でも「家庭＝子育て」以外の価値観を持っている方もいます。

• 仕事が充実していて、自由な時間を大切にしたい

• 旅行・読書・車など趣味を思いきり楽しみたい

• 子どもが苦手、または強く望んでいない

こういった方は、「2人だけの人生を楽しむ結婚」にポジティブな印象を持っています。
ただし、こうしたタイプの男性はマッチングアプリでは出会いにくく、結婚相談所のようなフィルタリングのある環境のほうが出会いやすいのが実情です。

親の介護や自分の老後を現実的に考える男性

現代は、未婚でも40〜50代に差しかかると、親の介護や自身の健康、老後の生活を現実的に考える男性も多くなります。

• これから新たに育児をする余裕がない

• 夫婦で支え合える関係を大切にしたい

• 子どもがいないことで将来設計がシンプルになると考えている

こういった思考を持つ男性は、実は“子どもを望まない結婚”にとても前向き。
人生経験を積んだからこそ、パートナーと協力して暮らすことの価値を理解しています。

💡 婚活のコツ：「子どもを望まない」価値観は最初に伝えるべき？

“子どもを持たない結婚”を望むなら、婚活のスタート段階で「価値観の共有」が非常に大切です。
そのためには、以下のようなアプローチがおすすめです。

① プロフィールに「将来、子どもは望んでいません」と書くべき？

プロフィール文の中に「子どもは望んでいません」と書くことに抵抗がある方もいますが、これはむしろ大きなフィルターになります。

✔ 本音で向き合ってくれる男性とだけマッチングできる
✔ 不必要な“期待”や“誤解”を避けられる
✔ 早い段階で価値観の不一致を防げる

もちろん表現は柔らかく、「将来は2人の暮らしを大切にしたいと考えています」といった書き方でもOK。
あなたの価値観に共感する人は、必ずいます。

② 真剣交際に進む前にすり合わせるべき3つのこと

交際が順調に進んでいても、将来の価値観にズレがあると、後で大きな問題になる可能性があります。
特に、以下の3点は真剣交際前までに必ずすり合わせておくべきポイントです。

1. 子どもを持つ・持たないという希望

2. 家族構成や将来的な同居・介護への考え方

3. お互いのライフプラン（仕事、居住地、働き方など）

事前にきちんと話しておくことで、結婚後に「そんなはずじゃなかった」と後悔するリスクをぐっと減らせます。

③ “価値観の一致”を重視する結婚相談所を選ぶ

マッチングアプリでは、価値観のすり合わせが後回しになりやすく、
「いい人だったけど、子どもについての考え方が合わなかった…」という声も少なくありません。

ななほし結婚相談所では、

• 初回カウンセリングで希望のライフスタイルをしっかりヒアリング

• 「子どもを望まない結婚」の実現に理解のある男性との出会いをサポート

• 真剣交際前のすり合わせも、第三者の視点でサポート

など、価値観のマッチングに重点を置いた活動が可能です。

結婚＝子どもを持つこと、という時代ではありません。
2人で気楽に生きる。趣味やキャリアを大切にする。将来の不安を共有できる。
そうした価値観をもとに、パートナーと出会い、幸せな結婚生活を築くことは、今や自然で豊かな選択肢の一つです。

2人だけだからこそ、ライフプランは柔軟に考えられる

「子どもがいないからこそ、お金や時間に余裕ができる」
これは“子どもなし婚”を選ぶ大きなメリットのひとつです。
教育費や子育てにかかる費用を必要としない分、自分たちの未来へ自由に投資することができます。

✅ 自分たちのためのライフプランを立てられる

• 自宅購入を計画的に進める

• 自営業や転職、スキルアップにも挑戦しやすい

• 仕事を早期リタイアして2人でセカンドライフを楽しむ選択も

“子どもがいること”を前提とした家計の見直しや働き方に縛られず、2人にとって最適な暮らしを選ぶことが可能です。

✅ 老後や介護に備える選択肢も広がる

「子どもがいないと将来が不安…」と思われがちですが、むしろ早くから現実的な対策がとれるのも、子どもなし婚ならでは。

• 賃貸・持ち家問題をどうするか

• 介護付きマンションやサ高住などの情報収集

• 2人で老後資金の目標を設定し合う

など、冷静にライフプランを立てられるご夫婦も多いです。
結婚相談所で出会ったご成婚者さまの中には、「パートナーと一緒に老後設計を楽しめる人が理想だった」という声も。

✅ 子どもの教育費がかからない＝“自分たちの将来に投資”できる

文部科学省の調査によると、子ども1人にかかる教育費は大学まで含めると1,000万円以上。
この金額を、自分たちのライフスタイル・老後・趣味・旅行・健康に使えるとしたらどうでしょう？

• ずっとやってみたかった習い事に挑戦

• 年に1回は海外旅行でリフレッシュ

• 好きな街でのんびり暮らす移住計画も可能

“子どもがいないこと”は決してマイナスではなく、自由とゆとりある人生設計につながる選択肢です。

世間体よりも、自分たちの理想を大切に

「結婚＝出産＝家族を作ること」という価値観が主流だった時代から、
今では「夫婦2人で豊かに暮らす」というスタイルも自然に受け入れられつつあります。

でも、まだまだ「子どもを望まない」と言うと――
・“わがまま”だと思われそう
・親や親戚の目が気になる
・相手に変に誤解されるかも

そんな不安を抱える方も多いのが現実です。

だからこそ、等身大のあなたを受け止めてくれる人との出会いが大切です。

✅ 気を遣わず“自分らしくいられる相手”を見つけよう

子どもを望まない選択は、人生における深い価値観の一部。
これをしっかり共有できる相手とは、自然体で過ごせる安心感があります。

• 無理に“いい奥さん”“理想の母親”を演じなくていい

• 趣味や仕事を尊重し合える対等な関係

• 老後までずっとパートナーとして協力し合える

そんな人との出会いこそが、「子どもなし婚」における一番の幸せのカタチかもしれません。

💬 ななほし結婚相談所でも「2人で気楽に」の婚活を応援中

ななほし結婚相談所には、
「子どもがいない人生を選びたい」
「2人だけで気楽に暮らしたい」
というご相談が年々増えています。

当相談所では、

• 初回カウンセリングで希望の人生設計までしっかり伺う

• 「子どもなし婚」を希望する会員さま同士のマッチングを実施

• 成婚後のライフプランサポートにも対応

など、あらゆる生き方を尊重する婚活を提供しています。

あなたの選択は、誰かと比べる必要はありません。
“理想の人生”を共に歩むパートナーとの出会いを、私たちは本気でサポートいたします。

“子どもを産まない人生”を選ぶことに、遠慮も後ろめたさも必要ありません。
あなたの人生は、誰のものでもなく、あなた自身がどう生きたいかを選べる時代です。
それは決して“わがまま”ではなく、“自分らしく幸せに生きたい”という自然な願い。

「子どもがいない結婚って、寂しいのかな？」
「親や世間にどう思われるか、心配…」
そんな不安の声も聞きます。でも実際には――

• 自由なライフスタイルを楽しめる

• 経済的・時間的なゆとりを確保できる

• 何より“自分たちだけの幸せ”を築いていける

そうした“2人だけ”の結婚生活を求める方は、確実に増えています。

💕 「2人で自由に、気楽に、楽しく暮らしたい」あなたへ

「子どもを望まない結婚」という選択は、決して“特殊な婚活”ではありません。
むしろ、今の時代だからこそ、多様な生き方のひとつとして自然に受け入れられるようになっています。

そんなあなたの価値観を、ちゃんと理解し、まっすぐ受け止めてくれる人は必ずいます。

• 仕事や趣味を大事にしながら生きていきたい

• 2人だけの穏やかな時間を大切にしたい

• 親や世間の声に左右されず、自分の幸せを追い求めたい

そんな想いを持つ方が、あなたの未来のパートナーかもしれません。

🌼 “無理に「普通」に合わせなくてもいい”婚活を、始めてみませんか？

ななほし結婚相談所では、「子どもなし婚」を希望される方の婚活も多数サポートしてきました。
「周囲に合わせて“なんとなく”結婚を考えていたけれど、本当は2人で気楽に暮らしたい」
――そんな想いを抱えた方が、今、新たな一歩を踏み出しています。

あなたに必要なのは、“誰かの正解”ではなく、あなた自身の幸せの形を見つけること。
それがどんなかたちであっても、寄り添い、共に歩む人は必ずいます。

私たちは、あなたの選択と想いを大切にする婚活を、心から応援します。