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2025.10.18

婚活世代の7人に1人が不妊に悩む時代。不妊治療の現実と備えとは?

婚活世代の7人に1人が不妊に悩む時代。不妊治療の現実と備えとは?
【執筆者】ななほし結婚相談所 代表 柳原 直弥
婚活と不妊治療は「無関係な話」ではない

「結婚すれば自然に妊娠するもの」
「不妊治療は40代になってからの話」
「自分たちには関係ないと思っていた」──

多くの婚活中の方が、こんな風に感じているかもしれません。

けれど、現実は少し違います。
今、婚活世代の5〜6組に1組が、不妊治療に悩む可能性がある時代に入っているのです。

しかも、驚くことに、20代でも不妊治療が必要になる人が増えているという事実。
そして、意外と知られていませんが、不妊の原因の約半分は男性側にあるのです。

第1章:不妊の定義と、20代から始まる“見えないリスク”

不妊とは、「妊娠を希望して1年間、避妊せず性交しても妊娠しない状態」を指します。
ただし、最近では1年を待たずに早期に検査を進める医師も増えてきています。

年齢が高くなるほど妊娠しづらくなる──
これは多くの方が知っているかもしれませんが、実際には20代の後半でも不妊に悩むケースは確実に存在しています。

たとえば、20代後半であっても、以下のような症状や状態がある方は、不妊の可能性が高くなります。

  • 生理が不規則(排卵障害)

  • 月経痛がひどい(子宮内膜症の可能性)

  • 10代〜20代で性病経験がある

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたことがある

  • 女性側に異常がなくても、男性側の精子に問題がある

実際、30代前半になると、不妊検査や治療を経験する人が急激に増えていきます。
30代後半〜40代では、約半数以上のカップルが何らかの不妊の問題に直面すると言われています。

年齢に応じて自然妊娠の可能性は確実に下がっていくため、「年齢の早いうちに知っておくこと」が妊娠への備えになるのです。

第2章:不妊は女性の問題だけじゃない。男性側の原因も多い現実

婚活をしていると、「妊娠は女性が頑張ること」と思い込んでいる男性が少なくありません。

しかし、不妊の原因は女性だけでなく、男性側にもほぼ同じ割合で存在します。

実際に病院での診断や検査の結果、

  • 精子の数が少ない

  • 精子がほとんど動いていない

  • 精子の形に異常がある

  • 精液が出ても中に精子がほぼ含まれていない(無精子症)
    といった問題が見つかることが、決して珍しくありません。

さらに、男性不妊の原因には以下のような要素もあります。

  • ストレス

  • 睡眠不足

  • 肥満

  • 運動不足

  • 喫煙・飲酒の習慣

  • ノートPCやスマホを長時間太もも上に置くなどの生活習慣

つまり、本人が気づかないうちに、精子の状態が悪化していることもありえるのです。

🧔 男性にこそ伝えたい。「知らないまま」では済まされない

女性は定期的に婦人科に行くことがありますが、
男性は自分の体について、医師に相談した経験がほとんどない人が多数です。

だからこそ──
婚活中の男性は、「自分は大丈夫」と思い込む前に、しっかりと知る・調べる姿勢が不可欠です。

自分から調べない。
聞かれても答えない。
「病院に行くのは恥ずかしい」と思っている。

そのままで結婚し、いざ子どもを望んだときに「妊娠できない」と判明したら、
相手との関係に深刻なトラブルを招く恐れもあります。

実際に、

「結婚前に精液検査の話なんてしにくい…」
「でも、もっと早く知っていれば違ったのに」
という後悔の声は少なくありません。

柳原 直弥
柳原 直弥
男性こそ正しい知識を持つとトラブルになりません。

第3章:婚活と不妊治療の関係

結婚してから後悔しないために、「今」知っておくべきこと

婚活をしていると、
「まずは結婚がゴール」
「子どもについては結婚してから考える」
という流れになりがちです。

けれど、妊娠には「時間のリミット」があるということを忘れてはいけません。

特に女性の卵子は年齢とともに確実に減少し、質も落ちていきます。
妊娠しにくくなるだけでなく、流産や染色体異常のリスクも高まるのです。

また、男性も「妊娠に貢献できる体」であり続けるためには、自分の体調・生活習慣の管理が必要です。

🎯 婚活中にできる3つの意識改革

  1. 「今の自分の妊娠力」を知る
    → 婚前のブライダルチェックや精液検査を受けてみる

  2. 将来の妊娠・子育てについて、早い段階で話す
    → 子どもが欲しいか・何歳までに産みたいかをオープンに話せる関係を築く

  3. 不妊治療の現実を知る
    → 結婚してから「初めて知った」と慌てないように、今から情報収集しておく

第4章:不妊治療のステップと内容を完全解説

「タイミング法」から「体外受精」「顕微授精」まで

不妊治療は段階的に進んでいきます。
最初から体外受精を行うわけではなく、カップルの年齢や体の状態、妊娠までの希望期間などを踏まえてステップが決まっていきます。

ここでは、それぞれのステージについて、婚活中の方にもわかりやすく解説します。

🔹 ステップ①:タイミング法(排卵日予測)

まず最も初期に行われるのが「タイミング法」です。

これは排卵日を予測して、その時期に性交を行う方法で、自然妊娠に最も近い手段です。

特徴:

  • 基礎体温の記録や、排卵検査薬、超音波検査などを使って排卵日を把握

  • 精子と卵子の出会う確率を高めるためのアプローチ

対象:

  • 年齢が比較的若いカップル

  • 明確な疾患が見つからない場合

妊娠成功率:

  • 1周期あたり15〜20%程度(20代〜30代前半の場合)

費用:

  • 1回あたり数千円〜1万円程度(超音波検査の有無で変動)

🔹 ステップ②:人工授精(AIH)

タイミング法で妊娠しない場合や、性交に不安がある場合に行われるのが人工授精です。

特徴:

  • 採取した精子を子宮内に注入することで、精子が卵子へ届く距離を短縮

  • 精子の運動率が低い場合にも適応されやすい

対象:

  • 男性の軽度不妊

  • 性交が困難なカップル

  • 排卵に合わせて効率を上げたい場合

妊娠成功率:

  • 1回あたり5〜10%程度

  • 年齢や原因によって異なる

費用:

  • 1回につき1万円〜3万円ほど(保険適用あり)

🔹 ステップ③:体外受精(IVF)

タイミング法・人工授精でも妊娠できない場合や、年齢的に時間的猶予が少ない場合に用いられるのが体外受精です。

特徴:

  • 排卵誘発剤で複数の卵子を育て、採卵し体外で精子と受精させる

  • 成長した受精卵を子宮に戻す

対象:

  • 排卵障害、卵管閉塞、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)など

  • 35歳以上で時間的リスクが高い場合

妊娠成功率:

  • 20代後半〜30代前半:約35〜45%

  • 30代後半:約20〜30%

  • 40代以降:10%以下に低下

費用:

  • 1回あたり20万円〜60万円程度(保険適用の有無で変動)

🔹 ステップ④:顕微授精(ICSI)

さらに高度な方法である顕微授精は、精子を1匹選び、卵子に直接注入する方法です。

特徴:

  • 精子の数や運動能力が極端に低い場合でも妊娠可能性を高める

  • 技術的に高度で、医師のスキルが問われる治療

対象:

  • 男性不妊が重度の場合(精子の数が極端に少ない、動かない など)

  • 体外受精でも受精しない場合

妊娠成功率:

  • 体外受精とほぼ同様だが、ケースにより変動が大きい

費用:

  • 1回あたり30万〜80万円程度

第5章:年齢と不妊治療の成功率

時間は取り戻せない。だから“早く知ること”が大事

不妊治療は、ステップが進むにつれ費用も心身の負担も大きくなります。
そして、もう一つ避けられない現実があります──
それは、「年齢が上がると、妊娠の成功率が下がる」という事実です。

🔻 年齢別の妊娠しやすさ(自然妊娠)

  • 20代後半〜30代前半:まだ高い確率で妊娠が可能。妊娠率は月に15〜25%前後。

  • 30代後半:一気に妊娠しにくくなり、月に10%を下回ることも。

  • 40代前半以降:自然妊娠率は5%以下。高度治療でも10%前後にとどまる。

💡 特に注意したいポイント:

  • 卵子の“老化”は防げない

  • 精子も年齢とともにDNA損傷率が上がる

  • 高齢になると流産や先天性疾患のリスクが高くなる

柳原 直弥
柳原 直弥
知識を得ることも大事ですが、お医者様に確認することが一番大事です。

🎯 婚活中・成婚直後だからこそできる準備とは?

  • 30代前半までに結婚・妊娠を希望している人は早めの行動を

  • パートナーと「子どもを持つかどうか」「何歳までに」などを話しておく

  • ブライダルチェックや不妊検査をタブー視しないこと

🧠 「知っていれば、もっと選択肢があったのに」
そう後悔する人が非常に多いのが不妊治療の世界です。

第6章:不妊治療にかかる費用と制度支援(2025年最新版)

💸 治療費の“リアル”は想像以上に重い

不妊治療は「どこまで進むか」によって費用が大きく変動します。
特に体外受精・顕微授精は、1回あたり数十万円以上かかるのが一般的です。

治療別の大まかな費用目安:

  • タイミング法:1回あたり数千円〜1万円

  • 人工授精:1回あたり1〜3万円

  • 体外受精:1回20万〜60万円

  • 顕微授精:1回30万〜80万円

※検査や薬剤、通院回数、施設ごとに差あり

🧾 治療費の現実的な総額は?

1年以内に妊娠できなかった場合、多くの人が3回以上の治療ステップを踏むことになります。

結果として、年間で50万〜200万円以上かかるケースも珍しくありません。
特に30代後半〜40代での治療は、複数回実施することが前提となるため、金銭的な準備も重要です。

✅ 2022年からの保険適用スタート

2022年4月より、体外受精や顕微授精も保険適用の対象となりました(条件あり)。
年齢や治療内容に応じて、3割負担で治療を受けられるようになっています。

🏙️ 自治体による助成金制度も

  • 住民票のある自治体で助成金制度を設けている場合あり

  • 所得制限や回数制限があることも

  • 治療開始前に申請・確認が必須

※婚活中・成婚直後の方は、今のうちに自治体サイトで調べておくのがおすすめです。

第7章:婚活中に妊活の話をすることはタブーじゃない

💬 婚活で「子どもが欲しいか」を話すのは当たり前

「まだ付き合って間もないのに、子どもの話なんて早い…?」
と感じる方もいますが、結婚を前提とした出会いの場では、子どもについての価値観確認は“必須”の話題です。

特に以下の3つは、早い段階で話しておくと良いでしょう:

  1. 子どもが欲しいと思っているか

  2. 何歳頃までに授かりたいと考えているか

  3. 妊活・治療についてどこまで考えているか

👨‍⚕️ こんなカップルに多い問題

  • 結婚してから「実は子どもは望んでいない」と発覚

  • 年齢的にすぐ妊娠できると思っていたが、不妊発覚で責任の押し付け合い

  • 治療費をめぐって、パートナーとの考えが大きくずれた

だからこそ、「今から話す」ことが将来の信頼関係を守る行動なのです。

💡 話し方のコツ

  • 重くなりすぎず、ライフプランの一部として聞いてみる
     →「将来的に子どもは考えてる?」

  • 経済的・身体的な不安があるなら、素直に伝えて共有する
     →「実は婦人科の検査でちょっと気になってて…」

  • プレッシャーをかけずに“共有ベース”で話すのがコツ

柳原 直弥
柳原 直弥
二回目のデートで話すのが良いと思います。

第8章:「今すぐ妊活じゃない人」もブライダルチェックを

🩺 検査は“覚悟”じゃなく“確認”

妊活=すぐに子どもを作る、というイメージがあるかもしれませんが、
実際には将来を考えて、自分の体の状態を“知っておく”だけでも大きな意味があります。

🔍 おすすめの検査

女性向け:

  • ホルモン検査(AMH:卵巣年齢)

  • 子宮・卵巣の超音波検査

  • 基礎疾患(甲状腺・性感染症など)

  • ブライダルチェック(婦人科でセット対応あり)

男性向け:

  • 精液検査(精子数・運動率・奇形率)

  • 血液検査(ホルモン値)

  • 泌尿器科での相談

💬 実際にあった事例

「結婚前に検査を受けたおかげで、早めに体質が分かり妊娠に備えることができた」
「男性側の検査を後回しにして揉めた。話し合いが早ければ違ったかもしれない」

🚩 注意点

  • 「検査を嫌がるパートナー」は要注意
    → 結婚後に問題が起きたとき、非協力的な態度がトラブルを招きます

  • 検査結果に問題がなくても、妊娠の保証にはならない
    “リスクを知り、備える”という姿勢が大切

🏁 まとめ:妊娠は「自然に任せる時代」から「自分で備える時代」へ

婚活と不妊治療は、確かにデリケートな話題です。
ですが、「結婚してから慌てる」のでは遅いのが、この問題の厳しい現実です。

🗝 今からできる、未来のための3つの行動

  1. 情報を知ること
    → 年齢や体の状態が妊娠にどう影響するか、正確に理解する

  2. 話し合うこと
    → 婚活の段階から、パートナーと妊娠・家族観を話す

  3. 検査すること
    → 未来の選択肢を広げるために、早期のチェックを前向きに受ける

🧡 ななほし結婚相談所では

  • 夫婦カウンセリングの支援

  • 婚前のブライダルチェック情報の共有

  • 成婚後の相談窓口も対応可能です

 

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