【執筆】ななほし結婚相談所 代表カウンセラー 柳原直弥

生理的に「無理」と思われる現実を直視できますか？
このテーマは非常にデリケートです。
しかし、誰もハッキリ言ってくれないからこそ、
あえて、少し辛口にお話させていただきます。

結婚相談所での活動において、
「太っている」ということは、一定の壁になります。

もちろん、体型だけで人間性を否定することはできません。
ですが、多くの男女が「太っている異性」に対して感じるのは、
「努力していない」「だらしない」「生理的に受け入れられない」という率直な感情です。

そしてもっと厄介なのが――
自分は太っているのに、異性には“細くて可愛い（カッコいい）人”を求めるという矛盾。

この構造を理解しないまま婚活をしても、結果は出ません。
今回はあえて、「なぜ太っていると結婚が難しいのか？」を真正面からお伝えし、
そこからどうすれば前に進めるのか、【男女別】に分けて具体的にお話していきます。

婚活において、太っている男性は、以下の点で不利になりやすい傾向があります。

●1. 生理的に“性の対象”として見られにくい

女性は男性よりも「清潔感」や「見た目の健康感」に敏感です。
「太っている＝だらしない」と直結することも多く、
極端な言い方をすると、

「無理。気持ち悪い」
「父親っぽく見える。恋愛対象にならない」
「横に立って一緒に歩きたくない」

という感覚がある女性も、正直、少なくありません。

もちろん、全員ではありません。
でも、“第一印象”で除外されてしまう可能性が非常に高いということは、理解しておく必要があります。

●2. 「優しいからOK」は幻想です

太っている男性がよく言うセリフ：

「見た目はアレだけど、優しさには自信があるんです」

…この考え方が、最も危険です。

優しさは婚活において確かに重要です。
ですが、「優しければ見た目はどうでもいい」と思う女性は、ほぼいません。

なぜなら、「見た目でまず除外されてしまえば、優しさに触れる機会すらない」からです。

●3. 自分は努力しないのに、相手には「可愛くて痩せてる人」が希望

これも非常に多いパターンです。

自分はお腹が出ていて運動もしていない、服装も清潔感ゼロ。
それなのに、希望条件には「20代後半・スリム・家庭的」なんて書いてある。

これは女性から見てどう映るか――

「え、なに様なの？」
「自分は棚に上げて、求めすぎでしょ」
「本気で結婚したいと思ってないよね、この人」

結果、申し込みは通らない、交際にも進まない、時間だけが過ぎていきます。

●4. 「クマさん系」は一部に刺さるが、“例外中の例外”

優しくて癒し系で、少しぽっちゃりした“クマさんみたいな男性”。
確かに、このようなタイプが刺さる女性も“ゼロ”ではありません。

でも、これは非常にニッチな層であり、
自分を「クマさん系だからイケる」と自己肯定してしまうと、
それはただの“逃げ”になってしまいます。

●結論：太っている男性は「痩せる努力＋希望条件の見直し」が必要不可欠

婚活は、「本気で向き合うか」がすべてです。

• 体型を改善するために運動・食事に取り組む

• 髪型・服装・姿勢など、印象改善に投資する

• 相手への希望条件を現実的に見直す

この3つを実行して初めて、“出会いの土俵に立てる”のです。

努力が苦手な方も多いかもしれません。
でも、努力をせずに結果を求めるのは――それこそ、“太ってるだけで選ばれない”理由そのものです。

男性編でもお話ししましたが、
婚活において“見た目”の印象は、
最初の「会ってみたいかどうか」に直結する重要な要素です。

そして、太っている女性に対して男性が抱く印象も、
非常にストレートかつシビアです。

ここでは、太っている女性が婚活で直面しやすいリアル、
そしてそこから抜け出すための考え方と改善策を、包み隠さずお伝えします。

●1. 男性が太っている女性に抱く率直な感情

「性格が良ければ見た目は関係ない」とよく言われますが、
現実の婚活では、“生理的にアリかナシか”で振り分けられることが多いのです。

太っている女性に対して、男性が感じる本音には次のようなものがあります：

• 「恋愛対象として見られない」

• 「体型＝だらしなさに見える」

• 「将来一緒に健康に暮らせるか心配」

• 「年齢と体型が重なると、女性として見られない」

もちろん、これは全員がそう思うわけではありません。
ただ、“太っている”というだけで恋愛以前に「無理」とされる現実は存在します。

●2. 太っていても“愛される”女性の特徴はある

ここで希望を持っていただきたいのは、
「太っている＝絶対に結婚できない」ではない、ということです。

なぜなら、実際に男性が「この人いいな」と思う太めの女性には、
“別の魅力”がしっかり備わっているからです。

✅ 男性が「可愛い」と思うぽっちゃり女性の共通点：

• 表情が明るく、よく笑う

• 自分の体型を自覚していて、ユーモアでカバーしている

• 清潔感とおしゃれに気を配っている

• 声のトーンが柔らかく、癒し系の雰囲気がある

• 所作や言葉遣いが丁寧で品がある

いわゆる“愛嬌がある”というタイプです。

体型そのものではなく、その人から感じる「全体の印象」が
「太っているけど可愛い」になるか、「太っているから無理」になるかの分かれ目です。

●3. 危険なのは「太っていても優しければ大丈夫」と思っている人

これは男性と同様に、大きな勘違いです。

自分は太っているけど、

• 「性格はいいはず」

• 「家庭的だし、料理は得意」

• 「優しさには自信がある」

……このように“中身で勝負”をしようとする気持ちは分かります。
しかし、外見の印象でスルーされてしまえば、中身は見てもらえません。

婚活では、「選ばれてから性格を知ってもらう」のではなく、
「会いたいと思わせる工夫」をしないと、スタート地点にも立てないのです。

●4. 太っているのに相手に「普通体型」を求めていないか？

よくある婚活失敗例に、

• 自分は太め

• 相手には「爽やかでスリムな男性」希望

• 「自分が太っているから、相手は痩せていてほしい」と思う

……というパターンがあります。

これも、男性側から見て「矛盾」と感じられやすく、
印象を悪くするポイントになってしまいます。

相手への希望条件が“理想”ではなく“対等”になっているか、
一度見直す必要があります。

●5. 婚活写真とリアルのギャップが大きいと致命的

太っている女性の中には、「加工写真」で誤魔化す方もいます。
たしかに写真では多少細く見えるかもしれませんが、
実際に会った時のギャップが大きすぎると、信頼が失われて即終了ということも。

「どうせ無理だから少しでも盛って…」という気持ちはわかりますが、
ごまかしではなく、“最大限キレイに見える現実の自分”を目指すほうが、圧倒的に成功率は上がります。

●6. 「痩せないとダメ」というより、「努力している姿勢」が伝わるか

実は男性は、完璧なスタイルを求めているわけではありません。

むしろ、

• 自分を磨こうと努力している

• 健康のために運動している

• 見た目に気を使っている

こういった“姿勢”に対して、「この人、いいかも」と感じるのです。

太っていても、「一緒に痩せようとしてくれる人」「前向きに変わろうとする人」には、
男性の心は動きます。

まとめ：太っている女性が選ばれるには、“愛嬌＋努力”の両立が鍵

• 見た目は“努力の証明書”でもある

• 愛嬌と笑顔は、体型の壁を超える唯一の武器

• 相手に対して「求めすぎない」謙虚さが必要

• 「痩せてから頑張る」ではなく、「今の自分でできる最大限」で勝負

ここまで、婚活市場における「太っている男女」の現実、
そして男女それぞれの課題や改善の方向性についてお話してきました。

最終章では、太っている方が婚活で【結果＝成婚】を出すために、
今すぐできる3つの実践的アクションをご紹介します。

アクション①：「印象を変える努力」は誰にでもできる

まず最も即効性があるのが、第一印象の改善です。

ここで大切なのは、「痩せなきゃ無理」ということではありません。
“今の体型でも、好感を持たれるように見せる”工夫が必要なのです。

🔑 印象改善のチェックポイント：

• 清潔感：髪型、ひげ、服のしわ、ニオイまで気を配る

• 服装：サイズが合っていて、体型を活かす色・デザインを選ぶ

• 笑顔と姿勢：背筋を伸ばし、口角を自然に上げる

• 写真：プロに依頼して“印象が良く見える1枚”を用意

外見＝努力が目に見える場所です。
どれだけ中身が良くても、外見で「だらしない」「不潔」「暗そう」と思われれば、
中身を知ってもらう機会すら得られません。

アクション②：希望条件を“現実的なもの”に見直す

太っている方に共通する傾向の一つに、
「自分に合っていない異性像を求めてしまっている」という問題があります。

• 自分はぽっちゃりだけど、スリムな異性を希望

• 年齢・年収・容姿すべて高望み

• 自分を棚に上げて「相手に求める理想」が高すぎる

こういった状態では、当然ですが、婚活はうまくいきません。

🔁 見直すべき希望条件の例：

• 年齢差：10歳下よりも、2～4歳差程度が現実的

• 容姿条件：「かわいい系」「イケメン」などの見た目より“印象”に注目

• 収入や学歴：安定性や生活感の合うレベルに調整

• 地域や職種：距離や生活スタイルの“共有しやすさ”を優先

希望条件を変えることは、「妥協」ではなく「前進の第一歩」です。

アクション③：「痩せる努力」を“見せること”が武器になる

婚活において、“太っている”というだけで不利になる現実はあります。

ですが、それを逆手にとって、
「今、変わろうとしている」という努力の姿勢を伝えることが、最大の魅力になります。

💪 努力していることをプロフィールに書く例：

「最近は週3回のウォーキングを続けています。健康管理と体型維持に取り組んでいます」

「婚活をきっかけに、自分磨きを始めました。まだ道半ばですが、毎日体重を記録しながら頑張っています」

こういった内容を読むと、異性はこう思います：

• 「この人は現状に甘えてない」

• 「前向きで誠実な人だな」

• 「一緒に努力できそう」

• 「会ってみようかな」

婚活は、“未来に期待できる人”が選ばれます。
今すぐ完璧でなくても、「変わろうとしている人」にはチャンスが巡ってくるのです。

最後に：辛口だけど、本気で幸せになってほしいからこそ

今回の記事では、かなりストレートな表現で
「太っている人は結婚できないのか？」という厳しいテーマを扱いました。

あえて100%とはっきり言います。
太っているまま、努力もせずに理想ばかり求めている人が結婚できる確率は、ほぼゼロです。

これは決して、あなたを否定する言葉ではありません。
本気で「幸せになりたい」と願うあなたに、現実を伝えたかったのです。

そして実は、婚活は正しい方向に努力すれば、誰にでも逆転できるチャンスがある世界です。

🔑 成婚への3つの鍵（まとめ）

1. 見た目と印象は「努力の証」として表れる

2. 希望条件は“等身大の自分”と照らし合わせて見直す

3. 痩せる努力＝未来の可能性を見せること

婚活は、スペック勝負ではありません。
「この人と人生を一緒に歩めるか？」という“総合力の勝負”です。

ななほし結婚相談所では、
自分を見つめ直して、少しずつ変わっていった方が結果を出しています。

変わることに遅すぎることはありません。
あなたも、今日からスタートしてみませんか？