【執筆】柳原　直弥
ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

結論から先に言うと、『35歳の壁』はたしかに感じます。
ただ30代に入るとすごく婚活が難しくなると思われがちですが、34歳までは『30代前半』扱いで男女ともにそれなりに出会いはあります。
しかし婚活中は外見の次に目が行くのが年齢…
35歳以上の男女が婚活していてもなかなか良い人に巡り合えず、悩んでいる人も少なくありません。

まず知っていてもらいたいのが平均の初婚年齢

2021年北陸の男女平均初婚年齢

新潟県　30.3歳

富山県　30.3歳

石川県　30.1歳

福井県　30.0歳

ちなみに全国平均は30.4歳です。

出典：厚生労働省　都道府県別にみた夫・妻の平均初婚年齢の年次推移

多くの人は30歳までに結婚していることがわかります。

妊娠率・出産率は30代に入ると下がり始め、35歳を超えたあたりから落ち込みが目立ち始めるというデータが示されています。

出展：厚生労働省　令和３年度出生に関する統計

こうした情報から、「子供が欲しいなら35歳以下の女性を探そう」と考える婚活男性が増えてしまっているのかもしれません。

結構偏見もあったりしますが、多くの男女が35歳以上に対してマイナスイメージをもっている事が多いです。

男女別にそれらは見ていきましょう。

男性の35歳以上マイナスイメージ

• いままで結婚を真剣に考えてこなかった人
• 女性に対する偏った思想がありそう
• 家庭よりも仕事人間
• 極端に恋愛経験が少ない、または皆無

女性は35歳以上の年齢の男性が婚活していると、何か理由があるのでは？とマイナスイメージを持つことも多く、魅力的な男性なら早いうちに結婚しているはず！と思うので、いままで独身だった理由を慎重に確認します。

最初は構えていても、心配な要素がないとわかれば安心して関係を進められるので、いままで結婚しなかった理由をやんわり伝えましょう。

結婚相談所の場合ならプロフィールに「仕事に一生懸命で職場に女性がいなく、気づいたら35歳になってました(´;ω;｀)」なんてのもありで、仲人に話して書いてもらうのもアリです。

女性の35歳以上のマイナスイメージ

• 35歳以上は高齢出産になる。
• 女性というよりは母に近い存在
• バリバリ働く女性で性格がキツそう
• いままで恋愛よりも仕事で恋愛経験が薄い

もちろん年齢に関係なく魅力ある女性もたくさんいます。

男性は一方的に35歳以上の女性に対する偏見が多いです。

良い意味で想像と違う魅力が伝われば、うまくいくケースも多く好みの男性と連絡先を交換したら、早い段階で会って魅力を伝えましょう。

結婚相談所の場合なら魅力の伝わる写真とプロフィールを載せましょう。

自分で魅力を伝えづらい方は仲人に客観的に見た「あなたの魅力」をしっかり相手に伝わるようにプロフィールを書いてもらうのもアリです。

これが「35歳の壁」か…と落ち込んで、婚活を辞めてしまう人も多いですが、諦めるのは早すぎます！

昔より良い反応がもらえない、メッセージのやりとりが続かない…

35歳以上になり、20代と同じような感覚で婚活を続けていても結果が得られないのは当然です。

男女共に失敗例に共通点があるので、以下に該当する方は注意。

恋愛から結婚という考え方を変えてみる

結婚相談所だろうがなんだろうが「ドキドキするほど好きになれる人と結婚したい」と考える人は男女問わずに多いです。

しかし、それだけステキな異性と出会える確率はそれほど高くはありません。なるべく早く結婚したいと考えているのなら、考え方を変えてみる必要があるのかもしれません。

お見合いをして良い人だけどドキドキしないし、この人は違うなんて人もいますが、仮交際はしても良いと思います。何回かデートすることで、相手を良く知り結婚がみえてくるケースも多いです。

 ターゲット層が狭い

35歳以上になったら、なかなか返事ももらえない(´;ω;｀)

そんな人によくよく聞いていると、狙っているのが20代前半のみだったりします。

もちろん男女共に相手は若い方が良いと思われる方は多いのわかるのですが、せめて同年代までターゲット層を広げましょう。

女性の場合は25～40前半くらいまでは広げた方が良いと思います。

自分から攻めて行く女性ならば良いのですが、受け身の場合35歳以上になると、アプローチしてくる相手の年齢は40～50代が多いです。

30代からは1割位だったりします。

35歳以上でもキレイな方が多く実際に会えば交際に発展することもありますので、臆せず女性もガンガン攻めていきましょう。

 人気の異性しか狙わない

結婚相談所でもモテモテ男女には、魅力を兼ね備えた若い世代が集まります。その中から選ばれるのは至難の業。

人気上位3名にお見合い申し込んだけど全然返事こないしやっぱり35歳以上だと無理だ…と考える方も多いですが、モテる人にだけ申し込んでも駄目です。

一点集中するのではなく、相手に対する条件を広範囲にして、確実な婚活をしましょう。

そもそもお見合いを申し込んで相手が良いなと思っていてもタイミングが合わず不成立なんてこともあります。

婚活において自分の状況を正しく理解して、２０代の頃と同じような感じで相手を探していては結果は得られません。

35歳以上になると魅力を兼ね備えている男女が選ばれます。

単純に男性は経済力、女性は美貌があれば年齢に関係なく成婚まで早いです。

それ以外の一般的な経済力と容姿の男女は、相手に対する条件を広範囲にしてアプローチしていきましょう。

35歳以上の男女は、お互いに年齢に対するマイナスイメージが先行してしまい、スムーズに関係を進めることが出来ません。

若い時のような勢いがつかないと、なかなかうまくいかず、35歳以上の婚活に勢いをつけるためには、年相応の魅力をアピールすることです。

 人を許せる包容力

これは男性だとわかりやすいと思います。35を過ぎて包容力が少しもない男性が居たら、「いい歳して器ちっちゃ」って、幻滅しませんか？それは女性にだって言えることです。

若い男女にはなくて大人の男女にある最大の魅力、それが包容力です。

人間、35にもなれば、自分の長所も短所も分かっている人は多いです。欠点は意識してもなかなか直らないこともわかっている。だけどそんな自分の短所も含めて「これが自分」だと受け入れる。当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、これができていない人って意外と多いです。

そういう人は、話していても包み込んでくれるような安心感があってホッとします。結婚は日常生活です。包容力があって、くつろがせてくれる人は年齢に関係なくモテます。

特に年上好きなんて言う若い人はお金よりも年相応かそれ以上の包容力に惹かれている人が多いと思います。

 堅実な金銭感覚

20代なら、洋服や趣味などにお給料をつぎ込んだりしても、まだ許されるはずです。貯金がゼロだって「まあ、そういう人もいるよね」で済まされることが多いです。

しかし、35歳以上で計画性のないお金の遣い方をして、貯金がまったくないというのは、マイナス以外のなにものでもありません。結婚相手候補にはならないでしょう。

今の時代共働きが多く富山県は持ち家率も高いです。

年収400×400＝世帯年収800万で若い夫婦より35歳以上の夫婦だと子育てもしやすかったりしますし「こどおじ」「こどおば」など実家住みの成人した男女をさす言葉もありますが、その分出ていくお金は少ないので貯金もしやすく、結婚に対する金銭面の安心感は計り知れないものがあります。

コロナ禍や戦争などで物価が上がったり残業が少なくなった影響もあり、特に正社員の女性は35歳以上でもそこそこ人気だったりします。

やはり結婚相談所です。

各種提出書類など収得するのに手間もかかりお金もかかります。

しかし会員は「真剣に結婚したい」人しかいません。

当たり前と思うかもしれませんが、他の婚活方法では真剣に婚活をしてない人も多いです。

ななほし結婚相談所では「思いやりと誠実さ」を持ってしっかりサポートいたします。