【執筆者】ななほし結婚相談所 代表 柳原 直弥
「理想が高い」のではなく、自己評価がズレているだけかもしれません😢
婚活をしていると、どうしてもうまくいかない。
マッチングアプリでも結婚相談所でも、出会いはあるのに、なぜか続かない。
💬「理想が高すぎるのかも…」
💬「もっと妥協しないといけないのかな」
💬「いや、自分に見合った人がなかなかいないだけ…?」
でも実は、「理想」ではなく、
“自分のレベル”を見誤ってしまっていることこそ、婚活の大きな壁になっているのです。
この“レベルのズレ”が、無意識のうちに相手とのミスマッチを生み、
婚活を長引かせている可能性があります。
第1章:婚活市場における“レベル”とは何か?💡
まず前提として──
「婚活における“自分のレベル”って何?」
という疑問を多くの方が持っています。
ここで言う「レベル」とは、差別的な意味ではなく、
“相手からどう見られているか”という婚活市場における相対的な評価のことです。
これを正しく理解していないと、婚活はなかなか前に進みません。
自己評価が高く高望みだけをして、結果的に結婚できず婚活終了して異性叩きみたいな人が多いです…
📊 婚活市場の評価軸:何が“レベル”を決めるのか?
婚活では、以下のような複数の要素が総合的に判断されます。
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年齢(特に女性の場合は婚活市場で大きな影響)
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外見(清潔感・体型・印象など)
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収入(安定性、年収レンジ)
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学歴や職業(安心感・話題性・価値観の共有度)
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性格(人あたりの良さ、会話力)
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婚歴(初婚か再婚か、子どもの有無)
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地域性(住んでいる場所や転勤の有無)
これらは「誰が上・下」ということではなく、
“求められる条件”にどれだけフィットするか?という視点で見られます。
📌 レベルとは「好み」ではなく「市場の平均感覚」
勘違いされやすいのが、「私は人を条件で見ないし、相手もそうであってほしい」という考えです。
もちろんその気持ちは大切です。
でも婚活という“マッチングが目的”の場では、どうしても一定の基準が働いてしまいます。
たとえば──
📉こういった希望が成立しにくいのは、
「理想が高い」のではなく、市場の現実とのギャップがあるからです。
🧠 自分の“婚活市場価値”は、自己評価とズレていて当たり前
誰しも、自分をある程度よく見たいものです。
仕事で頑張っている、性格も悪くない、だからもっと評価されていいはず…
でも婚活では、相手が「どこを見るか」によって価値が変動します。
💡ポイントは、“自己評価”ではなく、「他者からの見られ方」=市場評価を把握すること。
自分では普通だと思っていることが、
婚活市場では「武器」だったり「不利要素」だったりします。
🔎 結婚相談所が活用する「マッチングのロジック」
ななほし結婚相談所でも、マッチング時には以下のようなロジックを参考にします。
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年齢の希望は何歳差までOKか?
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収入のバランスは許容されるか?
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外見や第一印象で、どれくらいの反応が来るか?
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条件を変えたときの成立率がどう動くか?
これにより、どの層にアプローチすれば成功率が上がるか、
どの条件が「無意識に足かせ」になっているかが見えてきます。
第2章:“レベルの見誤り”が生む婚活の悲劇とは?⚠️
結婚相談所で日々ご相談を受けていると、
「出会いはあるのに、なぜか結果が出ない」という方が少なくありません。
よくよくヒアリングを進めてみると、
その原因の多くは“レベルの見誤り”にあります。
ここでは、実際にあった婚活失敗パターンを紹介しながら、
「なぜ自己評価のズレが婚活の足かせになるのか?」を見ていきましょう。
🧊 事例①:35歳女性が「20代の高年収男性」ばかり希望してしまう
Aさんは年収500万円・外見も綺麗で社交的な35歳女性。
仕事も順調で、周囲からは「いい奥さんになりそう」と言われていました。
しかし、婚活が2年続いても、うまくいかず相談所を転々。
その原因は──
「希望条件が常に20代後半〜30代前半の年収700万円以上男性」だったこと。
📉 いまの婚活市場では、
20代〜30代前半の男性で年収700万円以上は全体のわずか2〜3%。
しかもその層は、子どもを望んでおり、できるだけ若い女性を希望する傾向があります。
Aさんは年齢を重ねるごとに、
「理想の相手と出会えない=自分の魅力が足りない」と思い込み、
自己肯定感が下がる悪循環に入ってしまったのです。
🔍 解説:「理想」が“見誤り”に変わる瞬間
Aさんのように、相手に望む条件が明確すぎると、
いつの間にか“理想”が“無意識の壁”に変わってしまいます。
たとえば──
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「年下でも、リードしてくれて頼れる人がいい」
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「年収は最低でも600万円以上が安心」
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「親の介護がない人がいい」
-
「できれば長男じゃない方がいい」
これらの条件すべてを満たす相手を探そうとすると、
該当者は1,000人中数人レベルになってしまいます。
💬「私は贅沢を言ってるつもりはないんです」
という方ほど、自分がどれだけ狭い選択肢に固執しているかに気づいていないケースが多いのです。
🌪 事例②:年収300万円の男性が「20代美女」を条件に…
Bさんは41歳・年収300万円の会社員男性。
見た目は清潔感もあり、誠実な方で、職場での評判も良好。
ただし、婚活では「マッチングが成立しない」のが続きました。
理由を伺ってみると──
💬「20代〜30代前半の明るくて可愛い人がいいですね」
💬「できれば子どもが欲しいので若い人を希望します」
💬「家事もやってくれて、癒してくれる人が理想です」
──という条件。
Bさんの希望自体は悪くありませんが、
「年齢」「容姿」「性格」「家事力」の全てを兼ね備えた女性が
“なぜBさんを選ぶのか”という視点が欠けていたのです。
❗️“見誤り”が起こす最大の悲劇は「本当のご縁を逃すこと」
AさんもBさんも、「もっと合う人」はたくさんいたはずです。
でも、“自分が狙うべきゾーン”からズレていたことで、良縁を次々とスルーしてしまいました。
✅ 本来なら相性の良い人と出会えたかもしれない
✅ 相手も真剣だったのに、自分が価値を見出せなかった
✅ 「レベルのズレ」さえなければ成婚していた可能性が高い
こうして、婚活迷子になる人が今、非常に増えています。
💭「見る目」ではなく「見られる目」を意識する
婚活で必要なのは、
「自分がどんな人を選ぶか」だけでなく──
🧭「どんな人から、自分が選ばれるか?」という視点です。
この視点を持つことで、
婚活は一気に現実的かつ可能性のある方向へと進みます。
第3章:なぜ人は“自分のレベル”を見誤るのか?🤔
婚活において、“自分の立ち位置”を正しく把握するのはとても難しいことです。
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周囲から「素敵だね」と言われる
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マッチングアプリで「いいね」がよく来る
-
仕事では評価されている
──そんな経験があると、どうしても「自分は選ばれる側」と思い込んでしまいます。
ですが、それが婚活市場における現実とはズレていることも多いのです。
📱 SNSやマッチングアプリが生む“モテの幻想”
現代は、スマホ1台で「異性からの反応」を簡単に得られる時代です。
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SNSでフォロワーが多い
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自撮り写真に「いいね」がたくさん付く
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マッチングアプリで複数人とマッチできる
📌これらは一見“自分がモテている証拠”に思えますが、婚活での価値とは別次元です。
なぜなら──
💬「いいね」は、外見や気軽な興味で押されている
💬 マッチングアプリは“会いたい人”より“ヒマなとき用”で使う人も多い
💬 SNSの反応は「結婚したい人を見つける場」ではない
つまり、“恋愛ゲーム”のフィールドと、“結婚市場”は別の土俵なのです。
🌀 「選ばれた経験」が、自己評価を上げてしまう罠
ある女性は、アプリで毎月100以上の「いいね」をもらっていました。
男性からも「可愛いですね」「会いたいです」と絶賛され、自信を持って婚活をスタート。
でも結婚相談所に来てからは、まったく成立せず。
なぜかというと──
📉 アプリ上では「顔や雰囲気」でモテても、
📌 結婚となると「年齢・価値観・生活力」など、別の要素が重視されるから。
選ばれる基準が違うことを知らないままだと、
「私は選ばれて当然」と思い込んでしまい、
希望条件を下げられなくなります。
これが、“自己評価のズレ”を引き起こす最大の原因です。
💡 承認欲求と“現実的な結婚”は別物
アプリやSNSでの反応は、言ってみれば承認欲求を満たすためのツールです。
でも、結婚とは
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日常を共に過ごす相手を選ぶこと
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長期的な信頼と安心を築くこと
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現実的な生活設計を共有すること
です。
つまり、「誰にモテるか」ではなく「誰と支え合えるか」が重要になります。
この視点に立ち戻ることができない限り、
どれだけマッチングしても、「本当の成婚」には繋がりません。
🧠 “恋愛感覚”で婚活をすると、ズレ続ける
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「ドキドキする人とじゃないとイヤ」
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「いつも恋愛はうまくいってたのに」
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「相手のステータスが気になってしまう」
これらはすべて、恋愛の延長線で婚活をしている人の特徴です。
📌 でも婚活に必要なのは、「条件」ではなく「継続できる関係性」。
恋愛経験がある人ほど、「いつも通り」で進めようとして、
ズレに気づけず、婚活で失速してしまうのです。
第4章:「自分を知る」ことが婚活成功の第一歩🪞
婚活で最も重要なのに、多くの人が見落としがちなこと──
それが 「自己理解」です。
理想の相手を探す前に、
✔ 自分はどんな性格なのか?
✔ どんな人と合うのか?
✔ どんな生活が快適なのか?
…この“自己分析”ができていないまま婚活を始めると、
ミスマッチが増え、心が疲弊してしまいます。
🎯 婚活は「自分の魅力の整理」から始めるべき
ななほし結婚相談所では、カウンセリングの初期に必ず行うことがあります。
それが、「あなた自身の魅力と課題の客観視」です。
✅ 見た目・話し方・職業などの“わかりやすい魅力”
✅ 思いやり・空気を読む力・安心感といった“言語化しづらい魅力”
✅ 時にネガティブとされがちな「弱み」も、相手によっては長所になる
📌 自分では当たり前だと思っていたことが、
実は“最大の武器”になっていることも珍しくありません✨
🧠 「私には何がないか」より「何があるか」を見る
婚活がうまくいかないと、
つい「自分に足りないもの」を数えてしまいがちです。
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若くない
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美人じゃない
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高収入じゃない
-
家事が得意じゃない
でも、婚活で大切なのは「完璧さ」ではなく、
“相手との相性”や“居心地の良さ”を提供できるかどうかです。
💡 たとえば──
「自分に自信がない」という方が、
実は“謙虚さ”と“控えめな安心感”で男性から高評価だったケースもあります。
🧩 客観的な自己分析で「相手に求める軸」も明確になる
自己理解が進むと、
✔「自分がどんな人に安心できるか」
✔「逆に、合わないタイプはどんな人か」
という視点が持てるようになります。
これによって、理想だけで突き進むのではなく、
現実に合ったマッチングができるようになってくるのです。
✅ 自己理解の3ステップ(婚活相談現場で活用中)
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過去の恋愛・人間関係のパターンを振り返る
└ どんな人と合っていた?苦手だった?
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自分の生活スタイル・価値観を言語化する
└ どんな毎日が理想?何を大切にしている?
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第三者からの評価をもとに、自分の強みを整理
└ 友人・職場・相談所カウンセラーの声を活用
これらをベースに、プロフィールの精度やマッチング率は飛躍的に向上します。
💬 自分を知ることは、相手を受け入れる準備でもある
自己理解が深まると、
婚活に対する姿勢も「選ぶ側」から「出会いを育てる側」へと変化します。
📌 自分がわからないままだと、相手のことも見誤りやすい。
📌 自分を愛せていないと、誰かに愛されても信じられない。
だからこそ、婚活は「内側」から始めるのが正解なのです。
第5章:理想を崩さず成婚に近づく“逆転婚活”戦略🎯
婚活をしている人の多くが、どこかでぶつかるのがこの問いです。
「理想を持ち続けるべきか?」
「それとも、現実を見て妥協すべきか?」
──ここで重要なのは、妥協ではなく“視点のシフト”です。
理想を無理に捨てるのではなく、
“どうアプローチを変えるか”によって、成婚の確率を飛躍的に上げることが可能です✨
💭 「妥協」とは何か?婚活現場での誤解
まず多くの人が「妥協=我慢」と捉えています。
💬「相手にときめかないけど、年齢が近いからOKする」
💬「条件は全然違うけど、他にいないから仕方なく…」
これでは結婚しても続きません。
だからこそ、“妥協”という言葉を使わずに、選択肢を増やすことが大切です。
🎯 “条件”に固執せず、“相性”で考える発想
婚活で条件を絞りすぎると、
どんなに魅力的でも、そのフィルターで切り捨てられてしまうことがあります。
たとえば──
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年収500万円未満 → NG
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5歳以上年上 → NG
-
実家暮らし → NG
-
初婚でない → NG
📉 このようにして、せっかくの“本当のご縁”がスルーされるのは非常にもったいない。
💡 実際、成婚しているカップルの多くは「条件すべてに合致していない」ことがほとんど。
大切なのは、「会ってみて、どんな気持ちになるか?」です。
💡 理想のままでは“出会えない”。でも、理想を軸にした行動はできる
「条件を落としたくない」という気持ちがあるなら、
それはそれでOKです。
でもその場合は──
といった 戦略的アプローチ が必要になります。
📘 コミュニケーションで“レベルのズレ”を埋める技術
条件がすべて合致していなくても、
コミュニケーション次第で「この人となら」と思わせることは可能です。
そのためのポイントは──
-
相手の話にしっかり興味を持つ
└「聞く力」は思っている以上に好印象を与えます。
-
自分の“想い”を言葉にできるようにする
└「どうして結婚したいのか」「どんな家庭を作りたいか」を伝えられる人は強いです。
-
期待値をコントロールする
└ 最初から完璧を求めず、「この人と一緒に成長していけるか?」という目線を持つ。
📌 外見や収入だけでは測れない“安心感”や“信頼感”は、会話の中で生まれます。
🧩 条件を変えずに、出会いを変えるという選択
どうしても希望条件を譲れないなら、
その分「出会い方」や「出会う場」を変えるべきです。
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マッチングアプリより結婚相談所の方が、現実的な層と出会える
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条件マッチングより、“紹介型”で価値観重視の出会いを増やす
-
担当カウンセラーを通じて、自分では気づけない相手と繋げてもらう
ななほし結婚相談所では、
「条件を下げなくても成婚したい」という方へのサポート実績も豊富です
第6章:婚活成功のカギは“等身大”から始まる🔑
ここまでご紹介してきたように、
婚活でうまくいかない最大の原因は、
「理想が高すぎる」ことではなく、
“自分の見え方”を客観的に捉えられていないことにあります。
一方で、ななほし結婚相談所では、
「思い通りにいかなかった婚活」を経て、
理想を崩さずに成婚された方が数多く存在しています。
その方々に共通していたのは、
✅ 自分の市場価値を冷静に見つめ直し
✅ “今の自分”で勝負できる戦略を見つけ
✅ 「条件より関係性」を大事にしたという点です。
💡 「逆転婚」を実現した会員様の特徴
成婚された方々に多かった特徴は、以下のようなものです。
-
周囲と比較せず、“自分らしさ”に向き合った
-
希望条件に固執せず、柔軟に対話を重ねた
-
カウンセラーと一緒に、戦略的に婚活を進めた
-
出会った相手の“本質”を見る努力をした
-
自分の“弱み”を無理に隠さず、誠実に伝えた
🎯つまり、逆転婚を果たすには「見た目や条件を盛る」よりも、
“自己理解”と“等身大の誠実さ”が最強の武器になるということです。
🛤 婚活がうまくいく人は「考え直せる人」
「うまくいかない」と感じたときに、
のではなく、「自分を見直す」ことができた人が、最終的に成婚を手にしています。
その見直しは、決して“自己否定”ではありません。
むしろ、「本当の自分で愛される方法を選ぶ」という前向きな行動です。
📣 結婚は「評価される場」ではなく、「信頼を築く場」
恋愛や婚活では、つい「評価」や「合格ライン」に意識が向きがちです。
でも結婚は、
✔ 相手を“良い”か“悪い”かで判断する場ではなく
✔ お互いに“支え合い、補い合えるか”を見つけていく過程
なのです。
📌 自分を演じなくても大丈夫。
📌 条件で戦わなくても、心で繋がれる相手はきっといます。
🌸 まとめ:理想と現実の間に“自分だけの答え”を見つけよう
婚活において、「こうすべき」という正解はありません。
だからこそ──
🧭 理想を持ちつつ、現実を受け入れ
🧭 自分を知り、相手を理解する努力
🧭 “合う人”と出会うまで諦めない覚悟
この3つが揃ったとき、
婚活は“つらいもの”から“未来を築くもの”に変わっていきます。