いくつか、私がななほし結婚相談所で実際に見てきたケースをもとに説明します。
ある男性会員は、何度もお見合いを申し込むが、お断りされることが続きました。
そのたびに「写真じゃ判断できない」「相手が中身を見ようとしない」「業者がいい人を紹介してくれない」と言いました。
しかし、プロフィール写真が暗く、服装がある程度改善可能であったり、受け答えに緊張が強く出ていたりする部分もありました。それらを指摘しても、「内面勝負だから」「服装なんて関係ない」「相手が先に柔軟になればいい」と答えるばかり。
その結果、紹介可能な相手の数が減り、活動期間だけが長くなってしまったのです。
別の女性会員は、交際が続かないことを「相手が誠実じゃない人ばかり」「出会いがそもそも質が低い」と言い続けていました。しかし、自己紹介や話し方がネガティブであったり、「過去の恋愛を言い訳のタネにしてしまう」発言が多かったりして、一緒に改善していったところ、交際が継続するようになり、成婚に至った例があります。
ここまでで「他責思考」がどれほど婚活にマイナスか、またどのような形で現れるかが見えてきたはずです。

柳原 直弥
ハッキリお伝えすると、すぐ異性を責めるような人に紹介できる人はいません。