【執筆者】ななほし結婚相談所　代表　柳原 直弥
「優しいけど男性として見られない…でもアラサーだし、贅沢言っていられないのかも」

30歳を過ぎると、婚活市場での空気は一変します。
20代前半の頃に描いていた理想とは違い、「理想より、現実的に結婚できる人を選んだ方がいいのでは…」と思う場面が増えてきます。

特に多いご相談が、

「男性としては見られないけど、すごく優しい人からアプローチされています。アラサーだし、もう贅沢は言っていられないですよね…？」

というもの。

たしかに、優しいというのはとても大切な要素。
でも、それだけで結婚を決めてしまってもいいのでしょうか？

婚活においては、「妥協して結婚」するのではなく、“納得して選ぶ”ことが将来の幸福感を大きく左右します。

本記事では、ななほし結婚相談所の代表として、これまで数多くのアラサー女性の婚活をサポートしてきた経験をもとに、

「好き」ではないけど優しい人とのお付き合いをどう考えるべきか

「妥協」ではなく「納得」するための判断基準

実際にななほし結婚相談所相談所で使っている「2：6：2の法則」による申込み戦略

などを、わかりやすくお伝えしていきます。

アラサー女性の婚活では、10代や20代前半のころとは違い、
「恋に落ちる感覚」よりも「この人と穏やかに過ごせそうか？」を重視する傾向が顕著になります。

これは単なる妥協ではなく、年齢や経験とともに変化する“恋愛観と結婚観のズレ”によるものです。

🔶 恋愛の理想と結婚の現実のギャップ

若い頃は、「好き！かっこいい！ドキドキする！」という直感でお付き合いを始めることが多かったのではないでしょうか。

でも、結婚となると話は別です。

• 価値観は合うか？

• 金銭感覚に違和感はないか？

• 優しさや誠実さはあるか？

• 一緒に生活できる安定感はあるか？

といった、“長い時間を共にできるかどうか”という視点が強くなっていきます。

この価値観の変化が、「好きじゃないけど、優しい人となら結婚できるかも…」という発想を生み出すのです。

🔶 “婚活疲れ”が判断力を鈍らせることも

婚活を長く続けていると、だんだんと感覚が麻痺してきます。
周囲の結婚・出産報告、SNSでのリア充投稿、年齢の重なり…。

そうした環境要因が、

「そろそろ誰でもいいのかもしれない」
「優しいならありがたいと思うべきかも」
「恋愛感情がなくても、結婚はできるはず」

という、本来の自分の感情とは違う方向への思考の偏りを生み出します。

🔶 優しい＝安心。だからこそ惹かれる？

実際、多くの婚活女性は、優しさに触れると「この人となら穏やかに過ごせそう」と思うものです。

とくに、恋愛で傷ついてきた人ほど、「刺激より安心」を求めるようになります。

✅ ここで重要なのは、“安心できること”と“男性として好きになれるか”は別問題だということ。

🔶「好きになれるかどうか」は自分の中に答えがある

婚活で最も大事なのは、「相手がどんな人か？」よりも、「その相手と向き合ったとき、自分がどう感じるか？」です。

• この人といるとき、自然な笑顔が出ているか？

• 会話を楽しめているか？

• 「また会いたい」と思えているか？

たとえ“ドキドキ”はなくても、「なんとなく一緒にいたい」と思える相手なら、それは恋愛の芽がある証拠です。

✅ 第1章まとめ

• アラサーになると恋愛観と結婚観にギャップが生まれやすい

• 優しさ＝結婚相手としての安心感だが、それだけでは続かない可能性も

• 恋愛感情がなくても、「また会いたい」と思えるかどうかが判断基準になる

「すごく優しいし、私のことを大切にしてくれるのは分かる。
でも、どうしても“男性として”見られないんです…」

このような相談は、アラサー女性から本当に多く寄せられます。
優しさを感じながらも、“恋愛対象”として見ることができない。
このギャップに悩み、立ち止まってしまう方は少なくありません。

ここでは、この違和感をどう捉えるべきか、相談所の視点から深く掘り下げていきます。

🔶 優しい＝良い夫？ でも「恋愛感情ゼロ」では続かない

婚活では、「安心感」や「誠実さ」は結婚相手に必要な要素です。
その意味で、“優しい男性”が評価されやすいのは当然のことです。

ただし、優しさだけで「夫として選べるか」はまた別の話。

「恋愛感情がゼロのまま結婚したけれど、やっぱり気持ちが動かず、心の距離が埋まらなかった」
という成婚後の悩みを、実際にご相談されるケースもあります。

✅「好きじゃなくても結婚できる」は真実ですが、
「好きじゃなくても結婚生活が幸せになる」は別問題です。

🔶 なぜ「男性として見られない」のか？ その原因を整理しよう

ここで少し冷静になって考えてみましょう。
あなたが「男性として見られない」と感じている理由は何でしょうか？

よくあるパターン：

• 見た目や体型が自分の好みに合わない

• 声や話し方に色気を感じない

• リードされるよりも、自分が主導している感じがする

• 「ドキドキ」がまったく湧かない

• 頼りがいというより“お父さん”みたいに見えてしまう

これらの要素は、恋愛感情に強く影響するため、軽視できません。

🔶 「見た目が好みじゃない」だけなら可能性はある

意外かもしれませんが、第一印象でピンとこなかった相手でも、関係性が深まることで恋愛感情が育つケースはあります。

ななほし結婚相談所でも、次のような事例がありました。

「正直、最初は恋愛対象ではありませんでした。でも話しているうちに、自分をすごく尊重してくれるのが嬉しくて。3回目のデートで、“この人となら一緒にいられるかも”と思ったんです。」

このように、「最初は好きじゃなかった」が「いつの間にか好きになっていた」という流れは、婚活ではよくある話です。

🔶 恋愛対象として見られない＝即お断り…はもったいない？

恋愛感情がすぐに芽生えない相手に対して、
「違うかも…」と即判断してしまうのは、婚活ではやや早計かもしれません。

特に婚活では、お見合いやマッチングアプリでの“最初の印象”が、
実際よりも大きく評価を左右してしまいがちです。

✅ 一度きりの印象で決めるのではなく、「もう少し会ってみる」という選択肢が、将来的な後悔を減らしてくれます。

🔶 でも、どうしても“生理的に無理”なら迷わなくてOK

ここはとても大事なポイントです。

恋愛感情がなくても、“人としての好意”があれば、関係を深める可能性はあります。
でも、もしあなたが

• 手をつなぐイメージすら浮かばない

• 隣にいても気持ちがザワザワする

• 一緒にいることがストレスになる

…といった、「生理的に無理」という感覚を持っているなら、
無理に交際を続ける必要はまったくありません。

「優しい人に申し訳ないから…」とズルズル続けることは、
相手にとっても、自分にとっても時間のロスになってしまいます。

✅ 第2章まとめ

• 「優しいけど男性として見られない」悩みは、婚活女性にとって非常に多いテーマ

• 優しさは結婚における重要な資質だが、恋愛感情ゼロでの結婚は注意が必要

• “ピンとこなかったけど、会ううちに気持ちが動いた”事例も多い

• ただし、「生理的に無理」はサイン。そこは無理をしないことが大切

婚活において、「理想を下げた方がいいのかな」「もう妥協して結婚するしかないのかも…」
そんな言葉を口にするアラサー女性は少なくありません。

ですが、ななほし結婚相談所では常にお伝えしていることがあります。

✅ 結婚は“妥協”ではなく、“納得”で決めなければ、あとから必ず後悔する。

この章では、「妥協婚」と「納得婚」の決定的な違いと、
なぜ納得して選ぶことが大切なのか、その理由を解説していきます。

🔶 「妥協」と「納得」は似て非なるもの

まずは、それぞれの意味を整理しましょう。

妥協とは：

• 本当は望んでいないけど、仕方なく折れる

• 自分の気持ちにフタをして無理に受け入れる

• “他にいないから” “年齢的に焦るから” といった消極的な理由で選ぶ

納得とは：

• 理想との違いも理解しながら、自分の価値観で選ぶ

• 条件だけでなく、感情的にも合意が取れている

• 「この人とならやっていける」と自分の中で結論が出ている

💡どちらも「理想通りではない人を選ぶ」可能性はありますが、
後悔の有無を大きく左右するのは、自分の中での“納得感”なのです。

🔶 妥協婚のリスクは、感情が後から追いつかないこと

「婚活も長引いてるし…」
「年齢的に、そろそろ誰か決めないと…」

そんな焦りから、優しくて条件もそこそこ良い相手に“とりあえず”決めてしまった方の中には、数年後にこんな声を漏らす方もいます。

• 「やっぱり好きじゃなかったみたいで、関係が冷めきっている」

• 「ケンカするたびに“本当にこの人でよかったのか”と後悔する」

• 「浮気心が出てしまって、自分が嫌になった」

• 「この人のここが嫌、という気持ちばかりが増えてしまう」

こうした声の多くは、妥協して“感情がついてこなかった”パターンです。

🔶 納得して選んだ人とは、困難も一緒に乗り越えられる

一方で、「最初は理想とは少し違っていたけど、納得してこの人を選んだ」と語る女性は、
たとえトラブルや生活のすれ違いがあっても、しっかりと関係を維持しやすい傾向があります。

• 相手の短所も「受け入れられるポイント」として捉えている

• 良いところを知って選んだ自負があるから、信頼感が厚い

• 問題があっても「どうすれば良くなるか」を一緒に考えられる

✅ 妥協婚では「我慢」が、納得婚では「工夫」が生まれるのです。

🔶 「納得婚活」の第一歩は、自分の価値観を言語化すること

納得して結婚を決めるためには、まず自分が何を重視しているのかを明確にする必要があります。

例えば…

• 結婚に「ときめき」はどのくらい必要？

• 見た目と中身、どちらを重視する？

• 一緒に生活するうえで、何が一番大切？

• 将来の家庭像はどんなイメージ？

こうした質問に、具体的に答えられる人は案外少ないのです。

💡結婚相談所では、専任カウンセラーと一緒にこうした価値観整理を丁寧に行い、
「自分に合った相手像」を具体化していくことで、“納得できる婚活”を進めていけるのです。

🔶 「優しい人」は納得できる候補？見極め方のポイント

ここで、本記事のテーマに立ち返りましょう。

「優しいけど男性として見れない人」と結婚すべきか？の答えは、
あなたが“納得”できるかどうかに尽きます。

判断のヒント：

• デート後、「また会いたい」と思えているか？

• 一緒にいると、安心して自分を出せるか？

• 相手に対して、どこかしら“尊敬”できる部分があるか？

• 感情ではなく、理性だけで選ぼうとしていないか？

これらに「YES」が多いなら、恋愛感情がこれから育つ可能性も十分あります。

✅ 第3章まとめ

• 婚活で重要なのは、妥協ではなく“納得”

• 感情がついてこない妥協婚は、後々の関係性に影響を及ぼす

• 自分の価値観を言語化することで、納得できる婚活が可能になる

• 優しさが“納得できる魅力”かどうかを、自分の心に問いかけてみよう

ここまでで、

• 優しさだけで決めていいのか？

• 好きじゃないけど安心できる人との付き合い方

• 妥協ではなく、納得して結婚すべきという考え方

を整理してきました。

でも、実際に婚活を進めるとなると、

「どんな人に申し込んで、どんな人は避けるべきか？」
という戦略が必要です。

ななほし結婚相談所では、その判断軸として
「2：6：2の法則」 を会員様にお伝えしています。

この法則をうまく活用することで、
「とにかく優しい人にしておこう…」という妥協ではなく、
自分にとって“ちょうどよい相手”を見つける婚活が実現できるのです。

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🔶 「2：6：2の法則」ってなに？

これは、会員全体を3つの層に分類して考える方法です。

1. 上位20％：ハイスペック・人気層

• 年収・学歴・ルックス・コミュ力 すべてが整っている

• 当然ながら、競争倍率が高く、すぐにお相手が決まりやすい

• 申し込みが殺到しており、返信率は極端に低い

2. 中間60％：条件・性格ともにバランスが良い層（≒“あなたに合う層”）

• 特別すぎないが、日常生活において安定した結婚生活が期待できる

• お見合い成立の可能性が高く、関係も深めやすい

• 価値観・会話の相性がマッチしやすいゾーン

3. 下位20％：条件面が厳しい層

• 年収・見た目・清潔感・会話スキルなどに課題あり

• 悪い人ではないが、お見合い成立率や交際発展率が低い

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🔶 婚活がうまくいかない人の多くは「上位20％ばかり狙っている」

特にアラサー女性は、「今の自分のスペックなら、まだいけるかも」と思い、
**上位20％のいわゆる“モテ層男性”**に集中して申し込みをしがちです。

もちろんチャレンジするのは悪いことではありません。
でも、そこばかりを狙っていると…

• 「全然お見合いが成立しない」

• 「会えたとしても、気持ちが続かない」

• 「結局、時間だけが過ぎていく…」

という【婚活迷子】に陥ってしまいます。

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🔶 正解は、60％ゾーン（中間層）を主軸に据えること

この60％のゾーンは、いわば“現実的なご縁”が眠っている宝の山です。

• 会話していて安心できる

• 大きな違和感がなく自然体でいられる

• 恋愛的には“派手さ”がないが、結婚向きな安定感がある

こういった方々は、条件や人柄もバランスが取れており、
あなたにとって長く続けられる“納得のご縁”をつかめる確率が高い層なのです。

🔶 2：6：2の法則をどう活かせばいい？

ななほし結婚相談所では、会員さまにお相手探しの際、申し込みのバランスを工夫するようアドバイスしています。
それが、「2：6：2の法則」です。

この法則では、お相手候補を次の3つの層に分けて考えます。

まず、上位20％にあたるのは「理想が高めの人気層」です。

たとえば、年収が高くて、ルックスも良くて、会話もスマート…。
まさに“みんなが狙いたくなる”ような男性です。

この層は競争率が非常に高いため、申し込んでも返事が来ないことも珍しくありません。
ここは「チャレンジ枠」として、自分の魅力が届くかどうかを試す程度の位置づけで活用します。

次に、中間の60％が「もっとも出会いに繋がりやすいゾーン」です。

この層は、特別目立つわけではないけれど、条件・性格ともにバランスが取れている人たちです。
あなたがリラックスして会話できたり、自然体でいられる可能性が高く、
お見合いや交際が成立しやすいのもこのゾーン。

婚活を本格的に進めていく上では、この中間層をメインのアプローチ対象にするのが最も効率的です。

そして、残りの20％が「条件が厳しい方、視野を広げるためのゾーン」です。

年収や清潔感、会話力などに多少課題はあるものの、
実際に会ってみると「思ったより良かった！」という発見があることもあります。

ここでは、自分の理想や条件が本当に必要なのかを見直す“気づき”が得られることもあり、
視野を広げたり、自分自身の判断基準を鍛える意味でも貴重な経験になります。

💡このように、中間層を軸にしながら、上位層で刺激を受け、下位層で自分の軸を見直す。
これが「2：6：2の法則」を使った、後悔のない婚活スタイルです。

🔶 この法則が「優しいけど好きになれない」問題にも効く理由

たとえば、60％ゾーンにいる“優しいけどピンとこない男性”と数回会う中で、
「好きかどうか」ではなく、「安心できるか」「自然体でいられるか」という感覚的な軸が育ちます。

逆に、下位20％にあたる人と接することで、
「やっぱり私はこれだけは譲れないんだ」と、自分の最低条件や本音の優先順位も見えてきます。

こうして、好きだけでも、優しさだけでもない、“納得して選べる基準”が整ってくるのです。

✅ 第4章まとめ

• 「2：6：2の法則」は、婚活戦略の基礎。特に結婚相談所では効果的

• 上位層だけ狙っていては、婚活は進みにくい

• 中間層こそ、あなたにとって“長く続く相手”と出会えるゾーン

• 優しさに対して「好きになれるかどうか」の見極めにも、この法則が有効

• 妥協ではなく、戦略的に納得できる相手と出会える婚活ができる

婚活をしていると、「とても優しくて真面目な人」と出会う機会が少なからずあります。
条件も悪くない、性格も良さそう、でも…「男性として好きになれるか分からない」。

そんなとき、多くの女性が迷います。

「ここで見切りをつけるべき？それとも、もう少し会ってみるべき？」

この章では、ななほし結婚相談所が実際にアドバイスしている
「優しいけど好きになれるか分からない相手」と出会ったときの判断ポイントをご紹介します。

🔶 判断ポイント①：「また会いたい」と少しでも思えたか？

最初のデートやお見合いで、
たとえドキドキしなくても、「もう一度話してみたいな」という気持ちが少しでも湧いたなら、
それは大切な“感情の種”です。

婚活では、いきなりビビッとくるような運命的な出会いは、実は稀です。

安心感や心地よさという形で、ゆっくり育っていく恋愛感情の方が、
結婚後に長続きするケースも多いのです。

✅「また会いたい」が少しでもあるなら、もう1〜2回は会ってみる価値あり。

🔶 判断ポイント②：話していて“自然体の自分”でいられるか？

結婚生活は、毎日を一緒に過ごすもの。
ずっと背伸びしていたり、緊張したりする相手とは、長続きしません。

優しい人と話しているとき、

• 自分の話を受け止めてもらえている

• 変に気を使わずにいられる

• 何も話さなくても気まずくない

こういった感覚があれば、あなたの素が出せている証拠です。

ドキドキはなくても、「この人となら自然に過ごせるかも」と感じられるなら、
それは恋愛感情の入り口かもしれません。

🔶 判断ポイント③：相手の“尊敬できる部分”が見つかるか？

恋愛において、「ときめき」や「刺激」も大切ですが、
結婚では「尊敬できる部分」があるかどうかが鍵になります。

たとえば…

• お仕事への姿勢が誠実

• 家族を大切にしている

• 決断力や責任感がある

• 感情的にならず、落ち着いている

こういった姿勢に触れたとき、
心の奥で「この人ってすごいな」「見習いたいな」と思えたなら、
ただ優しいだけではない“内面の魅力”に気づき始めている状態です。

🔶 判断ポイント④：外見以外の“惹かれる部分”があるか？

見た目や雰囲気が自分の好みじゃないと、
「異性として見られない」と感じてしまいがちです。

でも、外見の印象は、付き合いが深まるにつれて変化することがあります。

• 声のトーン

• 話し方のテンポ

• 考え方や価値観の共鳴

• 他の人への接し方

これらに「いいな」と感じることがあれば、
見た目を超えて“人として惹かれる感覚”が芽生えている可能性も。

🔶 判断ポイント⑤：“無理していないか”を冷静に見直す

逆に、以下のような感情が強くある場合は要注意です。

• 何となくモヤモヤする

• 優しくされることに「ありがとう」より「申し訳ない」と感じる

• 将来の姿を想像すると不安になる

• デート前に気が重くなる

これは、心が「違うかも」とサインを出している状態かもしれません。

たとえ相手が誠実でも、自分の気持ちが乗っていない状態で進めるのは、
結果的にお互いを傷つける結果になってしまうこともあります。

✅ 第5章まとめ

• 優しい人との出会いでは、「好きかどうか」よりも「居心地の良さ」がカギ

• 自然体でいられるか、また会いたいと思えるかが判断基準

• “尊敬できる部分”や“惹かれる要素”が見つかれば、恋愛感情が育つ可能性あり

• 一方で、モヤモヤやストレスが強い場合は、無理せず立ち止まってもいい

第6章：「好き」か「優しい」か、見極めるためのプロセス

婚活中に出会う相手に対して、
「この人のこと好きかもしれない…でもドキドキはしない」
「優しいし条件もいいけど、恋愛感情はないかも…」
そんな風に悩む女性は本当に多いものです。

ですが、その迷いこそが、「妥協ではなく、納得して選ぶ婚活」ができている証です。
この章では、あなたの心の中にある“答え”を見つけ出すために、
「好き」と「優しさ」をどう見極めればよいか、そのプロセスを段階的に解説していきます。

🔶 ステップ①：まずは3回は会ってみる

婚活では、1回のデートやお見合いでは判断がつかないことがほとんどです。
初対面はどうしても緊張感や“婚活用の顔”が出るため、
本来の人柄や自分の感情を見失いやすい時期です。

特に優しい人は、強く主張せず、控えめな振る舞いをすることも多いため、
最初は「印象が薄い」と感じてしまう場合もあります。

✅ だからこそ、最低でも3回は会ってみることをルールにしてみましょう。

2回目、3回目と重ねるうちに、

• 会話のテンポが合ってきた

• 気を遣わなくなってきた

• 意外な一面が見えてきた

といった、小さな「好き」の芽に気づけることがあります。

🔶 ステップ②：身体の反応をチェックしてみる

頭ではなく、身体の反応に注目してみるのもおすすめです。

• 相手と目が合うと、自然と笑顔になれるか

• 手や肩が触れたとき、不快感がないか

• 隣に座っていて落ち着けるか

これらの反応は、恋愛感情や信頼感が芽生えている証拠になることがあります。

逆に、

• 手をつなぐ想像がどうしても無理

• 近づかれると違和感や警戒心が強まる

• 生理的に受け入れられない感覚が消えない

という場合は、いくら条件が良くてもその相手との未来は難しい可能性が高いです。

🔶 ステップ③：一緒にいるときの自分に注目する

恋愛や結婚相手を選ぶ際、
「その人がどんな人か？」も大切ですが、
それ以上に重要なのは、

「その人といるときの自分が、どんな状態でいられるか？」

という視点です。

たとえば…

• 一緒にいると、いつもより明るくなれる

• 無理して会話を続けなくても、沈黙が心地よい

• ちょっとしたことでも笑い合える

• 自分の話を素直に伝えられる

こういった感覚があるなら、それは「好き」という感情が、
ドキドキではなく“安心感”という形で芽生えている証拠かもしれません。

🔶 ステップ④：「結婚生活を想像して、ワクワクするか？」

恋愛と違って、結婚には長期的な視点が欠かせません。

• 一緒に住んだらどうなるだろう？

• 家事分担や休日の過ごし方は合いそう？

• 子どもができたら、どんなパパになりそう？

こういった未来を想像したとき、
「ちょっと楽しみかも」「意外といけそう」など、前向きな感情があるなら、
それは十分“好きになっている”サインです。

逆に、将来を思い描いてもモヤモヤが強い場合は、
それがあなたの本音かもしれません。

🔶 ステップ⑤：「他の人と比べてみる」

あえて他の男性ともお見合いや仮交際をしながら、
「どちらと一緒にいたいか」を比べてみるのも、感情を明確にする一つの方法です。

これは複数交際が可能な結婚相談所のメリットの一つでもあります。

• 条件は似ているのに、会いたいと思うのはどっち？

• 無意識にLINEを楽しみにしているのはどっち？

• 一緒にいてラクなのは誰？

他者と比較することで、
「優しさ」はあなたにとって大事な価値観なのか？
それとも“好き”という感情を重視したいのか？
がよりはっきり見えてきます。

✅ 第6章まとめ

• 「好き」と「優しさ」は対立するものではなく、重なり合うもの

• 最初にピンとこなくても、数回のデートで“心の変化”が起こることも多い

• 恋愛感情を確認するには、「自分の反応」を丁寧に見つめることがカギ

• 比較や未来の想像を通じて、“納得の選択”ができるようになる

第7章：婚活のゴールは「結婚すること」ではなく「幸せになること」

婚活を続けていると、どうしても「結婚すること」が最大の目標になってしまいがちです。

• 周囲がどんどん結婚していく

• 親や家族からのプレッシャーが強くなる

• 年齢的に焦りが出てくる

その結果、
「とにかく結婚しなきゃ」
「誰かと一緒になれればそれでいいかも」
という思考に陥ってしまう方も多いのが現実です。

でも、ななほし結婚相談所が目指している婚活は、ただの成婚ではありません。

“結婚したその先に、幸せな毎日があること”
これこそが、本当の意味での「婚活のゴール」なのです。

🔶 「結婚さえできれば幸せになれる」は幻想

結婚をゴールだと捉えてしまうと、
そこにたどり着いた時点で一時的に“達成感”はありますが、
その後の生活が想定外の苦しさになるケースもあります。

たとえば…

• 感情がないまま結婚し、夫婦関係が冷え切ってしまった

• 気を使い続けて疲れてしまい、自分らしさを見失った

• お互いの人生観が合わず、すれ違いが増えた

• 子どもや仕事の話になると、ぶつかってばかり

これらはすべて、“結婚すること”が目的になっていた結果、
“幸せな関係性”が築けていなかったパターンです。

🔶 結婚は“スタート地点”にすぎない

婚活ではつい忘れてしまいがちですが、
結婚は人生のゴールではなく、むしろスタートラインです。

結婚したその日から、

• 生活スタイルのすり合わせ

• 金銭感覚の共有

• 家事・育児の協力体制

• 仕事とのバランス

• 老後や家族のこと

…といった、無数の“人生の課題”を一緒に乗り越えていくことになります。

✅ そのときに最も大切になるのは、
“恋愛感情”でも、“スペック”でもなく、
「この人となら一緒にやっていける」という信頼感と安心感です。

🔶 「好き」も「優しさ」も、あなたが幸せになるための材料にすぎない

ここで、本記事のテーマに戻ってみましょう。

「好きになれないけど優しい人と付き合うべきか？」という問いの答えは、
“その人となら、あなたが将来幸せになれると思えるかどうか”でしかありません。

つまり、どちらが正解ということではなく、
自分がどんな幸せを望んでいるかによって、正解は変わるということです。

たとえば…

• ドキドキする恋愛を求めるなら、「好き」が欠かせないかもしれない

• 安定した生活や穏やかな関係を重視するなら、「優しさ」が軸になるかもしれない

あなたがどんな幸せを築きたいかを知ることが、
婚活における最も重要な判断基準になります。

🔶 ななほし結婚相談所でサポートしているのは「その先の人生」

当相談所では、プロフィールの条件だけでマッチングを進めるのではなく、
面談やカウンセリングを通じて、会員様の価値観・性格・将来像を丁寧に言語化していきます。

だからこそ、

• 「ただ優しい人を選ぶのではなく、“優しさをどう受け取るか”を考えられるようになった」

• 「相手を条件で見ていたけど、自分の幸せに必要なことを考え直せた」

• 「妥協ではなく納得できる選択ができた」

といった声が多く寄せられています。

婚活において大切なのは、
「この人なら、私の人生をより良くできる」と思えるかどうか。

そして、「この人と一緒にいる自分が好き」と思えるかどうかです。

✅ 第7章まとめ

• 婚活のゴールは、結婚することではなく“幸せな人生”を築くこと

• 結婚後の生活をイメージし、自分にとっての幸せを明確にすることが重要

• 「好き」も「優しさ」も、あなたの幸せのための手段にすぎない

• 納得のいく婚活をするためには、自分の理想や価値観を明らかにしよう

第8章（最終章）：結婚相手として「優しい人」を選ぶという選択の価値

ここまで、「好きじゃないけど優しい人」との結婚を迷う女性のために、
様々な視点から考え方や判断基準をお伝えしてきました。

最後にお伝えしたいのは、
「優しい人」を結婚相手として選ぶという選択は、決して妥協ではないということです。

それは、むしろ人生の本質に気づいた“賢い選択”であり、
長い結婚生活の中で、大きな幸福につながるものでもあります。

🔶 「優しさ」は、何年経っても変わらない“本質的な魅力”

外見、年収、職業、地位…。
これらのスペックは、時と共に変わるものです。
どれだけハイスペックな相手でも、失業や健康問題などで状況が一変することもあります。

ですが、「優しさ」「思いやり」「誠実さ」といった内面の資質は、
結婚後もずっと支えになる“変わらない価値”です。

• あなたの話にしっかり耳を傾けてくれる

• ケンカをしても、冷静に受け止めてくれる

• 日常の中で小さな気遣いを忘れない

• 困ったときに寄り添ってくれる

こうした優しさは、何年・何十年という月日の中で、
あなたにとってどれほどの安心感と幸福をもたらしてくれるでしょうか？

🔶 「好き」だけでは、乗り越えられないこともある

もちろん、「好きな人と結婚したい」という気持ちはとても自然ですし、大切なものです。
ですが、恋愛感情は時間とともに変化していきます。

むしろ、「好き」だけに頼って結婚してしまうと…

• 相手の欠点が見えた瞬間、冷めてしまう

• ドキドキが薄れたときに、物足りなさを感じる

• 価値観のズレに気づいたとき、すれ違いが生まれる

というリスクもあるのです。

だからこそ、恋愛感情だけではなく、
「この人となら生活していける」という安心感や、
「人生を共にできる」という確信が大切になります。

🔶 「優しい人＝面白くない人」ではない

優しい人＝退屈な人、という先入観を持ってしまう方も少なくありません。

でも実際には、

• 自分を受け入れてくれる安心感

• 話を遮らずに聞いてくれる心の余裕

• 感情の起伏が少なく、安定した関係が築ける

など、優しい人ならではの魅力は、
「平凡」ではなく、「本物のやさしさと成熟さ」なのです。

その“落ち着いた優しさ”の中に、
あなたの心が安らぐ場所を見出すことができるなら、
それは何よりの幸せな結婚生活の土台になるはずです。

🔶 自分の感情を否定せず、「優しさ」と向き合ってみよう

「優しいけど、男性として見られない」
この気持ちはとても正直で、否定すべきものではありません。

ですが、その感情の奥には、

• まだ恋愛感情が育っていないだけかもしれない

• 自分の“理想像”と比較してしまっているだけかもしれない

• 過去の恋愛体験に縛られているだけかもしれない

そんな可能性も含まれています。

焦らなくても大丈夫です。
無理に気持ちを作らなくても、
あなたがあなたのペースで、「優しさ」に向き合ってみることが、
納得のいく選択につながっていきます。

🔶 ななほし結婚相談所から、あなたへのエール

婚活は、ただ条件に合う人を探す作業ではありません。
あなたがどんな人生を歩みたいかを、自分自身と対話する時間でもあります。

「優しさ」をどう受け取るか。
「好き」とは何か。
「幸せ」とはどんな状態なのか。

これらを一つひとつ丁寧に見つめていくことで、
あなたにとって本当にふさわしい相手が、きっと見えてくるはずです。

焦らず、妥協せず、でも素直な心で。
ななほし結婚相談所は、あなたの“納得できる婚活”を全力でサポートします。

✅ 記事まとめ

• 優しい人との結婚は、妥協ではなく“幸せになるための選択”

• 結婚生活で大切なのは、恋愛感情よりも「信頼」と「安心感」

• 「好き」と「優しさ」、両方が共存する可能性は十分にある

• あなたの幸せの形を、あなた自身が決めていい

• ななほし結婚相談所では、納得できる婚活をサポートしています

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