【執筆】ななほし結婚相談所 代表カウンセラー 柳原 直弥
再婚を考える30代女性へ──「もう一度、幸せになりたい」と思えたあなたへ
30代で再婚を考える。
それは決して軽い決断ではありませんよね。

一度、結婚という大きな選択をして、そして離婚という人生の節目を迎えたあなたは、
きっと今、とても複雑な気持ちでこの記事を開いているかもしれません。

「また同じ失敗をするのではないか…」
「もういい人なんていないかも…」
「30代の再婚って、正直どうなの？」

そんな不安が少しでもあるのなら、どうか安心してください。
この記事では、私自身が婚活に苦しんだ経験をもとに、
“再スタート”を切ろうとする30代女性のあなたに寄り添う内容をお届けします。

私は、離婚を経験しました。
恋愛経験も少なく、自己肯定感も高くなかった。
それでも、「もう一度幸せになりたい」と思う気持ちを信じて、婚活を始めました。

この記事では、そんな私の実体験も交えながら、
再婚に向けて動き出したいあなたが「読んでよかった」と思えるような
“リアルで、心に届く婚活戦略”をご紹介していきます。

「再婚したいけど、婚活を始める勇気が出ない」
「周りにバツイチの再婚成功者が少ない」
「子どもはいないけど、それでも難しいのかな…？」

30代女性の再婚婚活において、多くの方が共通して抱えているのが、
「うまくいかないかもしれない」という先入観です。

◆ “世間の目”が怖くなる

離婚を経験すると、どうしても自分に対して厳しくなりがちです。

• 「また失敗したらどうしよう」

• 「再婚って周囲からどう見られるんだろう」

• 「婚活市場では“バツイチ”って不利なんじゃないか？」

こうした不安が募って、なかなか行動に移せない方も多くいます。

でも、実際のところ、再婚を望む30代女性に対するネガティブな偏見は、年々薄れてきているのが現実です。
むしろ、「経験があるからこそ、結婚生活を大切にできる人」として、プラスに捉える男性も増えています。

◆ 自分の気持ちが整理できていない

離婚から少し時間が経っても、心の奥に残っている傷が癒えていないこともあります。

• 「あの時、私がもっと我慢していれば…」

• 「きっとまた同じことを繰り返してしまう」

• 「人を信じるのが怖い」

こういった心の声は、誰にも言えず、でもずっと胸の奥に残っているものです。

そんなときは、無理に「前向きになろう」としないでOK。
少しずつ、心の整理とともに、“次の一歩”に意識を向けていくのが大切です。

◆ 「自分なんて選ばれない」という思い込み

年齢、離婚歴、見た目、年収、実家との関係…
婚活では、気にし始めるときりがないポイントがたくさんあります。

特に再婚の場合、初婚のときよりも“慎重”になるぶん、
「自分なんてもう選ばれないのでは」という自己否定に陥りやすい傾向があります。

でも大丈夫。
本当に大切なのは、「今のあなたが、どんな人とどんな関係を築きたいか」です。

再婚というと、「難しそう」「チャンスが少ない」と思われがちですが、
実際には、30代で再婚し、幸せなパートナーシップを築いている女性も少なくありません。

では、再婚婚活でうまくいっている女性たちには、どのような共通点があるのでしょうか？

✅ 共通点①：過去の結婚・離婚をきちんと受け止めている

まず大きな特徴として、「過去の結婚に対する整理」がきちんとできていることが挙げられます。

過去を否定せず、「あの経験があったから、今の自分がある」と前向きに受け入れている女性は、
自然と人を惹きつける柔らかさと落ち着きを持っています。

✅ 共通点②：「選ばれる」より「選ぶ」視点を持っている

婚活をしていると、「自分が選ばれなければ」と焦ってしまうことがありますが、
うまくいく人は違います。

「私がどんな人と、どんな関係を築きたいか」
その軸が明確で、自分から相手を見極めていく姿勢があります。

結果として、自信ある態度が魅力につながり、好印象を与えます。

✅ 共通点③：等身大の自分を見せている

無理に取り繕わず、「今の自分らしさ」を自然体で伝えていることも共通点です。

• 離婚歴があること

• 恋愛経験が少ないこと

• 家庭と仕事のバランスをどう考えているか

こうしたことを素直に話す姿は、逆に信頼を得やすく、
「一緒にいて安心できる人」として選ばれることが多いのです。

✅ 共通点④：自分の人生を楽しむ努力をしている

婚活はあくまで「人生を豊かにする手段のひとつ」。
再婚がゴールではなく、人生そのものを楽しんでいる人が、結果的に良いご縁を引き寄せます。

趣味を持つ、友達との時間を大切にする、仕事に前向きに取り組む──
こうした日々の充実感が、自信や魅力としてにじみ出てくるのです。

✅ 共通点⑤：誰かに相談できる環境がある

ひとりで抱え込まず、信頼できる第三者に話をする習慣があることも、大きなポイントです。

• 婚活がうまくいかないとき

• 過去の恋愛を思い出して落ち込んだとき

• 迷いが出て前に進めなくなったとき

そんなときに、優しく、でも時には厳しく背中を押してくれる存在がいると、
婚活は“続けやすく”なります。

再婚を目指す30代女性に多く見られる傾向のひとつに、
「自分を責めすぎてしまう婚活」があります。

• 「私がもっとちゃんとしていれば…」

• 「やっぱりバツイチだからダメなんだ」

• 「また断られた。私には価値がないのかも」

このように、婚活がうまくいかないたびに、自分を責めてしまう方は少なくありません。
でも、それは本当にもったいないことなんです。

◆ そもそも“うまくいかない婚活”って、普通のこと

まず大前提として、婚活は失敗して当たり前の活動です。

たとえば、10人と会ってみて、ピンとくる人が1人いるかどうか。
これはまったく珍しいことではなく、むしろ“自然な数字”です。

相性が合わなかったり、タイミングが違ったり、
どちらかに譲れない条件があったり──
そういった「ズレ」が起きるのは、誰にでもあることです。

だから、落ち込む必要なんてまったくありません。

◆ 婚活は「人間関係のトレーニング期間」と考える

婚活の場は、たくさんの人と関わる“出会いの訓練”のようなもの。
うまくいかなかった経験は、すべて「学び」や「気づき」として蓄積されていきます。

• 「こういう話題の方が盛り上がるんだな」

• 「私はこういう人とはちょっと合わないんだ」

• 「自分の価値観って、やっぱり大事だな」

こんなふうに、少しずつ“自分らしい婚活”の軸ができていくんです。

◆ 自己肯定感が低いと、恋愛もうまくいきづらい

「どうせ私なんか…」という思考のままだと、
いい出会いがあっても、自らチャンスを潰してしまう可能性もあります。

たとえば、

• いい人に会っても「どうせ幻」と思ってしまう

• 相手の言動を疑ってしまい、自ら距離を置いてしまう

• 恋愛中も、安心できず常に不安になってしまう

こんな心理状態になってしまうと、恋愛や再婚までたどり着きづらくなってしまうのです。

◆ 自分を認めるために、できること

1. 失敗を書き出して「OK」と言う練習をする

2. 過去の自分を否定せず、感謝を伝えてみる

3. 自分の“良いところ”を毎日ひとつ書く

これらはシンプルですが、実際にやると「気持ちが整う」とおっしゃる方が多い方法です。
ぜひ試してみてください。

心の準備が整ったら、次は「行動」です。
でも、「何から始めればいいかわからない」「具体的な一歩が踏み出せない」──
そんな悩みを抱える方も多いはず。

この章では、30代で再婚を目指す女性が、今すぐできる具体的なアクションを5つご紹介します。

✅ 行動①：信頼できる婚活の場を選ぶ

婚活アプリ、パーティー、相談所、知人の紹介…
さまざまな手段がありますが、再婚希望の30代女性には、カウンセラーのいる相談所型が特におすすめです。

• 離婚経験を理解してもらえる

• 条件だけでなく「相性」や「人柄」を重視した紹介が受けられる

• 一人では不安な場面も、プロに相談できる

失敗や不安を一緒に乗り越えてくれる“伴走者”がいることは、再婚への近道になります。

✅ 行動②：理想の結婚像を「再定義」する

一度経験したからこそ、今度こそ大切にしたいことがあるはずです。

• 「一緒にいて落ち着ける人がいい」

• 「感謝や尊重の気持ちを忘れない関係がいい」

• 「将来をきちんと話し合えるパートナーがいい」

再婚では、外見や条件よりも日常の心地よさや価値観の一致が重要になります。
しっかり「どんな関係性を築きたいか」を書き出しておきましょう。

✅ 行動③：プロフィールに“想い”をこめる

婚活プロフィールは、ただ条件を並べる場ではありません。
再婚希望の方は、自分の人生観や大切にしていることを素直に表現することで、
「共感」や「信頼」を得られやすくなります。

• 離婚について軽く触れておく

• 将来への前向きな姿勢を示す

• 自分らしさが伝わる趣味・日常の話題も加える

“ちゃんと向き合っている人”という印象は、必ず良縁を引き寄せます。

✅ 行動④：まずは「人に会う経験」を増やす

理想の人と出会うには、やはり「数」も大切です。

• 完璧を求めすぎない

• 条件だけで判断しない

• 会ってみないと分からないことがある

初対面でピンとこなくても、「2回目に好印象が変わる」ことはよくあります。
とにかく、“会うこと”に対して前向きな習慣をつけていきましょう。

✅ 行動⑤：悩みや不安を吐き出す場所をつくる

婚活は、ひとりで抱え込むと「心が折れやすくなる」活動です。
信頼できる人に話すだけで、気持ちは驚くほど軽くなります。

• カウンセラー

• 同じ婚活経験者の友人

• 過去に相談したことのある専門家

「助けを借りるのは負けじゃない」
これは、再婚を成功させた多くの方の共通マインドです。

この章では、私自身の体験を通して「再婚」という選択について、素直に感じていることをお話しさせていただきます。

◆ 離婚を経験してから、もう一度「誰かと生きたい」と思うまで

私は30代で離婚を経験しました。
正直、あの頃は「もう恋愛も結婚も、自分には無縁だろう」と思っていました。

恋愛経験も多い方ではなく、どちらかというと不器用なタイプ。
子どももおらず、一軒家に一人で暮らす日々。
仕事に打ち込んでいたものの、ふとした瞬間に感じる“空白”がずっと心にありました。

そんな私が、4年かけて婚活をし、再婚し、いま妻とふたり穏やかな生活を送れています。
新婚旅行で鹿児島に行き、偶然、佳子さまが同じホテルに宿泊されていたことは、今でも夫婦の話のネタになっています（笑）。

旅行が苦手だった私が、いまでは「この人となら、どこでも楽しい」と思えるようになりました。

◆ 不安があって当然。でも、前を向いたその先に

再婚を望む30代女性の多くは、心の奥に“傷”や“不安”を抱えていらっしゃいます。
でも、それは当然なんです。むしろ、何も不安がない方が珍しいくらいです。

大切なのは、「不安があるままでも、一歩を踏み出す勇気」。
自信は、行動した先にしか生まれません。

たとえば、銭湯に行くことや、軽い筋トレ、ゲームなど、ほんの小さなことでもいいんです。
“自分を癒やす時間”を持ちながら、少しずつ歩んでいけばいい。

◆ 「自分には無理」と思っていた過去の自分に、今こう言いたい

「よく頑張ったな」って。

あの頃の私も、たくさん振られて、凹んで、休職までしました。
でも、今なら分かるんです。あの苦しい時間が、私を成長させてくれたんだと。

今、あなたが婚活に迷っているなら、どうか覚えていてください。

再婚は「失敗のやり直し」ではなく、
人生の“第二章”を、より自分らしく歩むための選択です。

そして、あなたのその選択を、私は全力で支えたいと思っています。

第6章：この記事のまとめと関連リンク

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ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
再婚を目指す30代女性に向けて、現実的な行動と、心を整える視点をお届けしました。

もう一度、今回の記事の要点を振り返りましょう。

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🔸本記事のポイントまとめ

• 再婚婚活は“不利”ではなく、“経験”が強みに変わる

• 自分を責めるのではなく、「今の自分を大切にする」姿勢が婚活成功の鍵

• 条件ではなく、「一緒に生きたい」と思える人との出会いに焦点を

• 婚活を継続するためには、“信頼できる相談相手”の存在が不可欠

• 柳原自身の体験からも、再婚は人生を前向きに変える「選択」であることを証明

• 第6章：この記事のまとめ

  ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
  再婚を目指す30代女性に向けて、現実的な行動と、心を整える視点をお届けしました。

  もう一度、今回の記事の要点を振り返りましょう。

  🔸本記事のポイントまとめ

  • 再婚婚活は“不利”ではなく、“経験”が強みに変わる

  • 自分を責めるのではなく、「今の自分を大切にする」姿勢が婚活成功の鍵

  • 条件ではなく、「一緒に生きたい」と思える人との出会いに焦点を

  • 婚活を継続するためには、“信頼できる相談相手”の存在が不可欠

  • 柳原自身の体験からも、再婚は人生を前向きに変える「選択」であることを証明

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