【執筆】柳原 直弥　ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

婚活市場では、初対面の印象が大きな影響を持ちます。その中でも「身長」は、男性にとって特にデリケートな問題です。「身長170cm未満は厳しい」と言われることもありますが、それは一体なぜなのか。そして本当に絶望的なのか――本記事では、「低身長男性の婚活」に焦点を当て、他の“不人気要素”と併せて現実と対策を詳しく解説していきます。

いくつかの婚活アプリやマッチングサービスが公開している統計では、身長が170cm未満の男性はマッチング率が明らかに低いというデータがあります。

例えばある調査では、

• 170cm未満：マッチング率 約12％
• 170～175cm：マッチング率 約19％
• 175cm以上：マッチング率 約26％

特に初期段階（プロフィール閲覧や最初のメッセージ）では、「見た目スペック」で判断されやすいため、低身長の方は苦戦を強いられるのが現実です。

女性が男性に対して「身長の高さ」を求める理由には、以下のような心理があります。

• 自分より高い人と並びたい（ヒールを履いても気にならない身長差）
• 男らしさ・頼もしさの象徴とされやすい
• 世間的に「高身長＝かっこいい」という刷り込み

しかしこれらは、あくまで「第一印象」や「理想のイメージ」にすぎません。

低身長以外にも、以下のような要素は婚活市場で不利に働きやすいとされています。

1. 年収が低い（結婚＝生活の安定と直結しやすい）
2. 非正規雇用（将来性への不安）
3. 見た目に清潔感がない（生理的に受け入れられにくい）
4. コミュニケーションが苦手（会話で関係を深めにくい）
5. 実家暮らし・親との同居（自立していない印象、嫁姑トラブルの懸念）

ただし、これらには「変えられる要素」も多く含まれます。

私の元には「身長が低いから婚活がうまくいかない」という相談がたくさん寄せられます。特に160cm前半〜後半の方は、初対面の印象で不利を感じやすいようです。

でも実際に、そういった男性でも成婚しているケースは数多くあります。

成婚された方に共通するのは、以下のような点です：

• 外見以外の部分で強い魅力（ユーモア、誠実さ、家庭志向）を打ち出せている
• 「どうせ無理」と決めつけず、戦略的に活動を続けている
• プロのアドバイスを受けながら、自分の弱点をきちんと補っている

印象的だったのは、165cmの40代男性。初回面談では自信がまったくなく、話す声も小さかったのですが、プロフィール写真を変え、服装と会話トレーニングをしたことで、活動10か月目に素敵な方と交際・成婚されました。

つまり、「低身長＝無理」ではないのです。問題は「どう見せているか」「どう動いているか」。その差で勝敗が分かれます。

医学的には、身長は遺伝と成長期の環境によってほぼ決まるとされており、成人後に自力で大きく変えることは不可能です。

だからこそ、婚活市場で戦い続けるためには「スペック勝負」から脱却し、自分らしい魅力を高め、相手に伝える手段を持つ必要があります。

• 婚活の土俵を変える（結婚相談所など相性重視の場所へ）
• 印象をアップデートする（服装、表情、姿勢など）
• 自分に合う相手を見極める「軸」を持つ

こうした戦略をもとに、たとえ低身長であっても「この人となら」と選ばれる存在になることは、決して夢ではありません。

ななほし結婚相談所では、身長・年収・年齢などに悩む男性の婚活を全力でサポートしています。まずは無料相談で、自分に合った婚活の戦い方を一緒に考えてみませんか