【執筆】柳原　直弥
ななほし結婚相談所　代表カウンセラー

「婚活って何歳から始めればいいんですか？」
──この質問、実は“かなり危険”です。

なぜなら、【年齢＝婚活スタートのタイミング】という発想自体が、チャンスを逃す大きな原因だからです。

婚活は、「年齢」ではなく「意識と行動」で決まる。
これは、結婚相談所で多くの方をサポートしてきた立場だからこそ、断言できます。

「20代で婚活って、ちょっと早すぎない？」
「もっと恋愛を楽しんでからでいいんじゃないの？」

──そう思われることも多いですが、それは“時代遅れ”の感覚かもしれません。

実際、今の婚活市場では20代こそが最も有利に活動できる年代だというのが現実です。

💡選ばれる確率が圧倒的に高い

婚活では、年齢が若いだけで有利になります。特に男性側は「子どもがほしい」「若い人と一緒に人生を築きたい」という価値観を持つ人が多いため、20代女性は多くの男性から選ばれる対象になります。

言い換えれば、まだ自分がそれほど努力しなくても「選ばれる立場」に立てる貴重な時期ということ。

この“選ばれやすさ”は、残念ながら年齢とともに緩やかに低下していきます。

だからこそ、20代のうちに婚活を始めておくことは、将来の自分にとっての最高の投資になります。

✅ 理想に近い条件の相手を選びやすい

20代で婚活を始めると、希望条件（年収・年齢・人柄など）に合った人と出会える確率が高くなります。なぜなら、自分自身に選ばれる要素（若さ・将来性）がある分だけ、選ぶ側にもなれるからです。

婚活では「理想に近い相手」と出会えるチャンスは、年齢が上がるごとに狭まっていく傾向にあります。

「30代になったら考えよう」「周りが結婚し始めてからでいい」──そう思っている間に、理想的な相手はもう誰かと出会っているかもしれません。

✅ 結婚に対する“本気度の違い”が明確に見える

20代の婚活では、相手も「早めに結婚を決めたい」と考えている真剣な男性が多く集まります。

恋愛市場では、“なんとなく付き合ってみる”という曖昧な関係になりがちですが、結婚相談所の婚活では最初から「結婚を前提」に出会えるため、時間の無駄がありません。

恋愛に時間をかけるよりも、将来のパートナーを探すことに集中したい。
自分の人生設計に合う人と、早めに出会いたい。

こうした明確な目的意識を持った人同士が集まるからこそ、短期間でスムーズな成婚に繋がるのです。

✅ 20代婚活のリアル：「いい人は早くいなくなる」

「焦らなくても、そのうちいい人が現れる」──この言葉ほど婚活において無責任なアドバイスはありません。

実際のところ、“いい人”ほど早くに結婚が決まります。性格が良くて、安定した職業に就いていて、思いやりがあって、見た目も悪くない──そんな人が何年も婚活市場に残っているわけがないのです。

だからこそ、まだ婚活市場に“いい人”がたくさんいるうちに動くことが大事。
“いつか”ではなく、“今”が一番チャンスのあるタイミングです。

🎯結論：「早すぎる婚活」は存在しない

20代で婚活を始めることに、何のデメリットもありません。
むしろ、「まだ早い」と思って動かないことこそが、大きな機会損失になるのです。

将来を見据えて真剣に結婚を考えている人にとって、婚活のスタートに“早すぎる”ということは決してありません。

そして、今のあなたの一歩が、10年後の未来を変えます。

30代の女性は、結婚相談所でも“最も人気のある世代”として見られています。
特に30代前半であれば、若々しい印象を持たれることが多く、20代と遜色ないと感じる男性も少なくありません。

実際、年齢的にも出産を現実的に考えられる時期であり、「結婚して子どもを持ちたい」と希望する男性からのニーズは非常に高いです。
つまり、“売り手市場”の最後のピークとも言えるのが、30代の婚活です。

✅ なのに、婚活を後回しにしてしまう現実

ところが、ここで落とし穴があります。
それは、30代女性に多い「婚活を後回しにする癖」です。

たとえば──

• 「今は仕事が楽しいから、まだいいかな」

• 「自分の時間をもっと大切にしたい」

• 「どうせなら理想の人と結婚したい」

• 「周りもまだ独身だし、焦る必要ないよね」

こうした“理由のある保留”が重なっていくと、あっという間に月日が流れ、気づけば40代。
婚活市場では年齢の1歳差が大きな意味を持つため、婚活スタートが遅れれば遅れるほど、選ばれる側から外れてしまう現実が待っています。

⚠️ “まだ選ばれる”からこそ危ない

30代前半までは「選ばれる立場」にいられることが多く、自分から積極的に動かなくても、お見合いの申し込みが来ることもあります。
これが一見、安心材料になるのですが、実はこの“なんとなく人気”が一番の危険ポイント。

なぜなら、「まだ声がかかるから大丈夫」という油断が、本気の婚活への決断を鈍らせるからです。

30代は、婚活市場での“ゴールデンタイム”とも言える時期ですが、“無限ではない”という現実を直視することが必要です。

🔄 相手への“理想”も、年齢とともに調整が必要に

30代になると、仕事・趣味・生活スタイルがある程度確立されており、「この先の人生を変えるには慎重に相手を選びたい」と感じる人が増えてきます。

しかし──

• 「年収は最低でも●●万円」

• 「見た目がタイプじゃないと無理」

• 「趣味が合わないと続かない気がする」

こうした“20代の感覚のままの理想条件”を引きずっていると、現実とのズレが生まれます。

30代になったら、「理想の条件」だけでなく、“自分の生活や価値観に合う人”を重視する視点に切り替えていく必要があります。

💬「まだ早い」より「もう始めたほうがいい」

30代での婚活は、まだ遅くはありません。むしろ、“今なら間に合う最後のライン”とも言えます。

重要なのは、「結婚したい」という想いがあるなら、今すぐ動き出すことです。

• 「周囲の目が気になる」

• 「婚活ってなんか必死に見えそう」

• 「自然に出会いたい」

そんな風に思っているうちに、1年・2年と過ぎていくのが30代。
だからこそ、「いつか」ではなく「今」が、一番効率的なタイミングなのです。

30代婚活は“選ばれる”最後のチャンス

30代女性は今なお婚活市場の中心であり、多くのチャンスに恵まれています。
でもその反面、“選ばれる立場であることに甘えて動かない”という選択は、将来に大きな後悔を残す可能性もあります。

「いつか結婚したい」ではなく
「この数年で結婚する」と決めることが、未来を変える第一歩です。

「もう40代だし、婚活しても無理じゃない？」
「今さら恋愛なんて、恥ずかしいかも…」

そう感じて、婚活に踏み出せない40代の方は少なくありません。
たしかに、20代や30代と比べて、40代の婚活が簡単でないのは事実です。

でも、だからといって“手遅れ”ではありません。
むしろ、本当に結婚を望むなら、40代こそ“本気で婚活を始めるべきタイミング”なのです。

🚧 40代の婚活が難しい3つの理由

まずは、あえて現実を直視してみましょう。
40代の婚活には、たしかにいくつかのハードルがあります。

❶ 「子どもが欲しい」条件で除外される

男性側が“子どもを望んでいる”場合、どうしても年齢的に不利になることがあります。
特に、初婚で子どもを強く希望する男性からは対象外にされやすいのが現実です。

でも、逆に言えば──
「子どもにこだわらず、人生のパートナーが欲しい」と考える“大人の男性”との出会いはむしろ増える時期でもあります。

❷ 長年の一人時間で“癖”が強くなっている

40代になると、長年の生活スタイルが確立されているため、「他人と暮らすこと」自体に抵抗を感じることもあります。

• 「一人の時間が好き」

• 「生活のリズムを崩したくない」

• 「誰かに合わせるのは面倒」

そんな“自分の癖”を理解し、少しずつ他者と関わる柔軟さを取り戻す努力が、成婚への第一歩になります。

❸ 自分を変えるのが難しくなってくる

40代になると、価値観や考え方が固まりやすく、相手に歩み寄ることが難しくなるケースも。
しかし、結婚は“完璧な人を探すこと”ではなく、“お互いの違いを受け入れること”です。

だからこそ、「自分が変わることを恐れない」姿勢が、他の人との差を生みます。

🌱 それでも40代婚活が“遅くない”理由

現実的なハードルはあっても、それでも40代で結婚できる人はたくさんいます。
なぜなら、40代には40代ならではの強みがあるからです。

✅ 人生経験があるから、相手を受け入れる余裕がある

若いころのように“理想の恋愛”を追い求めるのではなく、

• 「お互いに穏やかに過ごせるか」

• 「この先の人生を一緒に支え合えるか」

という、本質的な価値観に目を向けられるのが40代の強みです。

✅ 結婚相談所には“同年代で真剣”な人が集まっている

恋愛市場では、「40代」というだけで対象から外されることも多いですが、
結婚相談所では40代の会員も多く、むしろ同年代同士でのマッチングが活発です。

• 「恋愛感情より、信頼と尊重を大事にしたい」

• 「現実的なパートナーシップを築きたい」

そんな価値観を持つ人にとって、結婚相談所は最も効率的な出会いの場となるのです。

💡 40代で成婚する人の共通点

実際に40代で成婚された方には、こんな共通点があります。

• 「過去の失敗を引きずらず、自分を受け入れている」

• 「完璧な相手を探すより、誠実な人と穏やかな関係を築くことを重視している」

• 「相手を変えようとせず、“自分がどう関わるか”に意識を向けている」

つまり、成熟した“人間関係力”がある人ほど、成婚に近づくということです。

婚活に“年齢のリミット”はない。ただし、行動には期限がある

40代の婚活はたしかに挑戦です。
でも、その一歩を踏み出した人だけが、“本当のパートナー”と出会える未来を手に入れています。

「もう遅い」と思ったその日が、一番若い日。
だからこそ、“遅くない今”こそが、婚活を始める絶好のチャンスなのです。

✅ 40代の成婚者は、「自分を受け入れ、相手を大切にする」ことができる大人です。

婚活は、“今の自分”が一番若い瞬間です。

「もう少し痩せてから」
「仕事が落ち着いたら」
「30歳になったら」

──こうして後回しにしている間に、あなたにとっての“理想の相手”は、誰かと出会って結婚しています。

❗婚活は「思い立った日が、最速の日」です。

• 20代は“有利”。

• 30代は“チャンス”。

• 40代は“勝負どき”。

• そして、結婚相談所なら何歳からでもやり直せる。

大事なのは、年齢のせいにせず、“今の自分”で動き出すこと。
年齢に縛られない婚活を、ななほし結婚相談所が全力でサポートします。